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カテゴリ:女性と 仕事
働いている女性や、夫の側から見ると、 専業主婦は、楽に見えてしまう事が 多いようだ。 一日中 家に居られ、時間の自由も 利く。 家庭外に 仕事を持つ人からは、そう見えてしまう。 しかし、専業主婦の立場からの意見を 聞くと、 「家事に追われ、楽ではない」という場合が、ほとんどだ。 ---- 不思議な事に、共働きの家庭から見れば、 家事に費やせる時間は、専業よりも 格段に少ないハズなのに、 共働きの家庭でも、それなりの家事が 運ばれている。 家事とは、職場で 取り組んでいる仕事や作業とは、 どうやら、時間効果、費用効果が、異なるようにも見える。 ---- 家事の大変さが 見えない理由の一つには、 その実態が、当事者でない人には 見えにくいこともある。 例えば、次のような場合は、どうだろうか。。。 1)家事を したことが無い人が、見ているような場合 2)家事の成果が、体感的であったり、はっきりと 見えにくいものの場合 3)家事を 制約する条件が、理解されにくい場合 もう少し具体的に書いてみると。。。 1)普段 家事もしないし、昼間は 家にもいない 夫が、 家事の事を 論じているような場合 2)二日に一回の掃除と、一日一回の掃除とは、 手間は倍になっても、パッと見たかぎりでは、結果が区別できない 3)小さな子供がいて、家事が 予定どおり進まなかったり、 家が 狭い、ダンドリべた、家族が多いなど、条件が悪い このような場合、家事の中身や 条件が 見えない状態になりやすく、 事情を 理解していない人が見ると、一見、楽な仕事に見えてしまう。 ---- ただ、家事が 可視化されていないかったとしても、 家事を 担っていない側に 非があるとは 言い切れない。 可視化とは、見せる人/見せられる人の双方がいて、 初めて成り立つ 相互関係である。 家事の大変さを 理解してもらえないと 思う事があれば、 中身が 相手から見て 可視化され、理解できるようになっているか、 もう一度 見直してみることも 方法だと思う。 もし、それが うまくできれば、 後は、どのように それを大変で 無くしてゆくのか、 論点は、そちらに移ってくる。 例えば、家事の検収条件(仕上がり目標)を 明確にすれば、 手間と成果(満足度)が、相手の要求に 見合うよう、調整できる。 また、小さな子供がいて、思い通りに 家事が進まないのであれば、 ワンセットの家事を、これまでよりも 細かな作業に分割して、 隙間 隙間 の時間に、少しずつやってしまう。 このように、結果・理由が 可視化することは、 家事をする側にとっても、改善できる部分が 見えやすくなるため、 家事を 少しでも楽にする方向に、つながると思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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