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全般的なBourgogneワインの価格高騰のあおりを受け、Raveneauはあっという間に秀逸なブルゴーニュ1級の値段になり、二番手とされるDauvissatもそれなりの値段になってしまっている。 この作り手、4.5ヘクタールと超小規模で特級が無い為まだ余り知られておらず値段も上がっていない。Dauvissatの娘婿で、Dauvissatと全く同じと言える程のスタイルを持つ素晴らしい質のワインを作っている(確か、00年代初頭まではVincentのところで醸造もしていたはずだ)。 これは右岸一級Beauroyのワインだがやはり右岸らしく、GC、例えばLe Closのような凛とした要素やBlanchotのような柔らかいニュアンスは無いし、秀逸な左岸の一級クリマ、例えばMonte de Tonnenereのような力強さは感じられない。だが白果実、ふくよかで上品な香り、木目の細かさは確かに上のクリマに繋がるフィネスを感じる。酸も十分有り、 ポテンシャルは軽く10年を越える素晴らしいワインだ。 嬉しい事に、特級が無い分、その村名シャブリ(約3.2 ヘクタール、Vincent Dauvissatの畑を娘に割譲)に心血を注いでいるせいか、DauvissatやRaveneauと全く遜色ないか、年によっては素晴らしいと感じる(因みにRaveneauが村名を作り始めたのはここ数年で個人的にはあまり感心しない)。小規模なので市場から払底しないかちょっと心配だが 、普通飲みには十分すぎると思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018/03/28 07:22:50 PM
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