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2018/05/12
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立て込んでいた仕事が一段落したので久しぶりに更新。幾つか印象に残ったワインを纏めていく。今日はこのワイン。

 

同じブルゴーニュ白でも、CdNCdBのワインは別物だ。まず、CdNの白はCdBには無い独特の硬質感が有る。CdBのワインではAttaqueに酸が来るため、チャーミングさを感じるのに対し、CdNのワインはまずミネラルを感じ、その後にゆっくりと淡い酸が来る。そのためにあまり膨らみが無く、硬質な感じを受ける。勿論作り手、クリマで違いは有るが、大体はそんなところだろう。CdBであれ程騒がれた(というかまだ現在進行形だ)PmOだが、CdNのワインでは未だ経験した事が無い。単に幸運なだけかもしれないが、CdNで白を作っている地区が大抵は石灰岩がdominantである事や、セパージュにPBは入っていたり、バトナージュが少ない作り等幾つかの要因によるものだと推測している。

 

さて、ワイン。この年は低気温で赤は最低だが白は酸が綺麗に有り、最上のVTだ。個人的には86と双璧だと思っている。作りはDujacで修行したSmet氏の時代。白だが全房発酵。

 

色は少し黄色が強くなっているものの、香りはほんのりとした白果実で、この時点でワインは健全である。そして味わい!勿論小柄だが、純度が高い果実とミネラルが完全に溶け合い、それを非常にsubtleで繊細な酸がゆるやかに覆うような構造だ。透明で球体を思わせる浮遊感が有り、フィニッシュも素晴らしい。ある意味でVogueに通じるフィネスが感じられる。

 

あまり知られていないが、注目に価するワインだと思う。






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Last updated  2018/05/12 02:09:42 PM
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 Q__@ Re[1]:Sancerre Monopercelle 469 2021 (C. Riffault)(10/09) みりんさんへ お久しぶりです! そうな…
 みりん@ Re:Sancerre Monopercelle 469 2021 (C. Riffault)(10/09) こん○○は、Qさん こういう出会い、発見が…
 Q_@ Re[1]:Vosne Romanee Aux Champs Perdrix 2018 (Audiffred)(04/08) うまいーちさんへ お久しぶりです。コメ…
 Q_@ Re[1]:Vosne Romanee Aux Champs Perdrix 2018 (Audiffred)(04/08) みりんさんへ バタバタしていてコメント…
 うまいーち@ Re:Vosne Romanee Aux Champs Perdrix 2018 (Audiffred)(04/08) エントリーありがとうございます。楽しま…
 みりん@ Re:Vosne Romanee Aux Champs Perdrix 2018 (Audiffred)(04/08) こん○○は、Qさん 既存のブランドや権威(…

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