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テーマ:乳がんのお話(1109)
カテゴリ:乳がん
3月末に引越しをして、つくばで新生活をスタートしております! つくばは“ロボットの街”とのことで、ロボット好きな息子にピッタリ! (息子は新中学1年生になりました。こちらでは7年生。 技術部に入り、毎日色々製作して、夢のように楽しそうな時間を送ってます。) 道路にはこんな看板も♪ なんだか私も嬉しくなってきます(^^♪
で、、、、突然ですが、乳がんで手術することになりました。 薬剤師だし、サプリメントの仕事もしてるし、 こうして公表することもどうしようかと思ったけれど、 後になって、実は、、、、なんて言う方がややこしいし、 病状や心の変化を記録として残しておきたい。 “乳がん”への意識が高まる人もいるかも。 書くことで自分の気持ちもまとまるかも。 そんな気持ちでご報告です。
それは6月初旬。 「そういえば、引越しでバタバタしていて2年に一度の乳がん検診に行けなかったな。」 「次の検診は2年後か、、、それじゃ間が空きすぎちゃうな。自分で検診予約しないとダメかな」 なんて思いながら、自分で触診をしてみた。 全然わからない。どう触ったら、どうわかるんだ? としばらく触ってみる。 ん?これってしこりっていうのかな? という固さのゴリゴリしたものを右胸に探り当てた。 左と比べてみる。左にはない固さだ。
ネットで調べてみると、 乳がんセルフチェックリストには、しこりのほかに 「えくぼのようなへこみがないか」という項目がある。 “へこみはないよな”と鏡を確認してみる。 ない。 腕を上げたり下げたり、前かがみになりながらやってみたりしてみた。 少しのけぞって腕を下げると、 しこりのある周辺が確かにへこんで“えくぼ”のように見える。
今まで検診のマンモグラフィーで再検査になることが多かった。 ガンかもしれない、、、 そんな胸騒ぎがした。
ネットで検索して、良さそうな先生が院長をしているブレストクリニックに翌日電話をした。 病院嫌いな私にしては、自分でも驚きの行動の速さ。 (仕事で病院に行くことは多かったけど、自分の診察で行くのは苦手。もともと元気だしね。) 週末の6/6(土)に予約が取れた。
受診日。息子と一緒に出掛けて、近くの図書館・駅ビルで時間をつぶして貰うことに。 呼ばれて部屋に入ると、ネットで見た院長先生ご本人だった。 問診の後に触診→マンモグラフィー→超音波エコー 超音波エコーでは、最初に女医さんが時間をかけて診てくれた。 その後「先生に変わりますね」と、院長先生にバトンタッチ。 しばしエコーで見ながら 先生「川口さん、お仕事はなにされているんですか?」 私「薬剤師です。」「最近引越ししてきたんです。」 先生「つくばは如何ですか?」 しばし、つくばの良いところなどの話で盛り上がる。
「ちょっとこの画像みて下さい」 と向けられたモニターに映る画像は、今まで見たことのないような綺麗なカラー画像だった。
「これがしこりです。色の違いで通常の組織との違いがわかります。 固さは通常の部分と比べて50倍の固さです。 がんの場合10倍(?)以上の固さになります。かなりの固さです。」 そして血管内を血液が流れているようなカラー画像を見ながら、 「これがしこりの中に入っている血流です。血流もさかんです。 入射角度というのがあって、しこりに入る血流の角度を測るのですが、 通常30°(?)より数値が低いとがんを考えるのですが、2°という数値です。」 ((?)の箇所は、確かな数値は忘れたけれど、仮に書いてます。)
「乳がんです。」 「大きさは19.5mm」
あまりに大きな声で 私が「え?!!!」と言ったので、 先生は、「1.95cmです」と言い直してくれた。 「脇の下のリンパ節も少し腫れているので、恐らく転移していると考えられます。」
私は「そうですか、、、」としか言えなかった。
そして「しこりで良性のものもあるんですよね?」と質問してみた。 「左側をみてみましょう。 こちらにもしこりはあるんです。この黒い部分です。 でも色をみてみるとわかるように、固さもそれほど固くない。 他、、、、、、、、、」と色々教えて下さった。ほとんど覚えてないけど。
服を着て待合で携帯を見ると、息子からメッセージが入ってた。 そうだ、結構時間が経過していた。 先に帰って貰おうか、待ってて貰おうか、あとどれ位かかるんだろう、 そう考えていたら、先生に呼ばれた。
「次回、“超音波誘導下針生検(CNB)”をしたいと思います。 しこりの部分に針をさして組織を取って病理検査をを行います。 乳がんはほぼ間違いないのですが、それを確定するための検査です。 副作用の可能性のあるため、付き添いの人と一緒に来てください。 手術が必要になるでしょう。もし私がするならK病院ですることになります。 T大病院でも、TMセンターでも、T医大病院でも紹介できますよ。 どこも私の部下が手術することになりますから。それ以外の病院でもいいですよ。」 「今はコロナの関係で、手術時間が長くなる再建手術はどこもやることが出来ません。 手術は切除術だけになります。」とも
次回の、“超音波誘導下針生検(CNB)”の同意書にサインして、 その後、血液検査と、今後の治療の流れの説明を看護師さんがしれくれた。 何度か「ご気分は悪くないですか?」と聞かれた。 反射的に「大丈夫です」とハキハキと答えてしまう。
手術は1週間~10日間 その後放射線療法や薬物療法をする場合もあり、 皆さん2ヵ月くらい仕事を休んで療養する場合が多い。などなど。
全て終わって会計を待っていると、 受付に息子がしびれをきらしてやってきた。 「ごめんね。すごく遅くなっちゃったね。」と会計を済ませ。 駅のバス停へ向かった。 「あれ?帰りのバスはどれに乗ればいいんだろう?」 来たのはいいが、帰りのバスがわからない。 息子がスマホで全部調べてくれて、バスのりばまで連れて行ってくれた。 頼りになる息子だ。私ひとりじゃ帰れなかったよ。
息子にはどう伝えるのがいいのか、少し考えたが、 その夜、主人と息子に、今日のことを全て話した。 うん、結構冷静に話ができた。すごいぞ、私。
息子は“がん”と聞いて、とても驚いていた。 (そうか、がんが怖い病気ってことは知っているものなんだな) 「大丈夫だよ。手術したら良くなるから。」 最近は反抗期っぽくて、私に歯向かうことも多くなってきてたけど、 その日は、私のそばに寄ってきては、ピトッてくっついたままだった。 まだまだ可愛いなぁぁ。
治療で迷うこともあるかもしれない。 乳がんは生存率の高いガンだけど、放っておいたら死んでしまうのは間違いない。 「1日でも長く生きる道を選択すること。」そう決めた。 「息子が社会に出るまでのあと10年、何が何でも生きなければ。」 息子のために、って言ったら恩着せがましいだろうな。 そうしたいと思った自分のために。
ふううう、それにしても、、、、 受診した初日にまさか告知されるとは夢にも思わなかったなぁ。
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最終更新日
2020.09.20 10:58:22
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