たとえ胸の傷がいたんでも
ごぶさたしております。まずは地震に被災されている皆様,心よりお見舞い申し上げます。いつも釣りに行っていた北茨城や福島,そして昨年旅でお世話になったばかりの岩手や青森八戸などあの静かで美しい三陸地方の沿岸部が,大津波によりすっかり変貌してしまい,また,数多くの犠牲者や被災者の方々の報道を見るたびに胸が張り裂けそうな思いです。ある築地の寿司屋さんの大将が「三陸の漁業が心配だ。簡単に"大変だ"というが,我々にとっては死活問題だ」とおっしゃっていました。あの津波で漁船のほとんどが破壊・破損してしまいました。三陸の港も甚大な被害を受けています。何より,漁師さんは高齢化が進んでいて,津波で財産が無くなった人も多いでしょうから,これから船を買う経済能力も乏しいはずです。こういった漁師さんをどう救済していくのかが三陸のみならず将来の日本の水産業界全体にとってもとても重要な問題になるのだろうと思います。私事ですが,阪神淡路大震災のとき学生時代を過ごしていた大好きな街がすっかり変貌してしまいました。そこで見た被災した方々の生活や倒壊した建物は今でも心に深く傷が残っています。電車が動かず,大学に電車を乗り継いで来なければならない友達と大阪市内に宿泊して一緒に卒業式に出席しました。地震の当日やその後の生活の不安,いったい復興にどれくらいの時間がかかるんだろうといったことや将来の夢などを語り合ったことを思い出します。震災直後は仮設住宅の入居書類審査のアルバイトをしたこともありました。余白に「助けてください」と書いてある一人暮らしのご老人の書類を目にして自分はこの人たちのために役に立たなければと思いました。その約10年後,私たちはその大学時代の友達にも出席してもらい神戸で結婚式を挙げることができました。阪神は被災者の方々が強い心で自ら奮い立たせた元気とその人々の間の支えあいで見る見るうちによみがえりました。決して簡単ではなかったでしょうし,震災で皆心に深い傷を負ってしまいましたが,それでも上を向いて前向きに進めるんだということを私は教えていただきました。東京にいる自分に今たいしたことは何もできないですが,被災地に物資が届くように,パニックに陥らない。不必要な買占めはしない。とにかく節電する。ことを心がけています。被災地の方に届くかどうかわかりませんが,偶然ラジオで耳にして心を打たれた歌(アニメソング)です。子供がいない私どもにとってはさびの部分しか知りませんでしたが,じっくり聞くとなんていい歌なんでしょうラジオから流れるこの曲に,思わずしろくまくんと二人して聞き入り,涙ぐんでしまいました。なんだかとても元気になれました。アンパンマンのマーチです!you tubeはこちらにほんブログ村