気まぐれ旅行記～「鉄」分多め～

帰宅してからわかったことなんですが、西日本旅客鉄道株式会社の山崎正夫社長が辞任するということです。

平成17年(2005年)4月25日午前9時18分頃に発生したJR史上最悪といわれる107名の死者を出したJR福知山線脱線事故のことで、神戸地方検察庁が山崎正夫社長を業務上過失致死傷罪で神戸地方裁判所に起訴しました。

神戸地検は「事故を予見できた立場なのに、現場に自動列車停止装置（ＡＴＳ）を設置しなかった過失がある」と判断し、今回の起訴に至りました。

多数の死傷者が出た鉄道事故で、経営幹部が起訴され、刑事責任を問われるのは初めてで、これを受け山崎正夫社長は責任をとるため辞任しました。

アノ痛ましい事故は「鉄道の安全性」を軽視し「儲け」のためだけに迸ってしまった人間の甘い考えが引き起こした最悪の事故であります。
事故についても遺族に対してちゃんとした説明があまりされていないのも事実であります。

「鉄道運輸業」というのは「人の大切な命」を扱う大変重い仕事なんです。
お客様と直接接しない保線･車両整備･信号･電気･経営陣、お客様と直接接する駅務･車掌･運転士のそれぞれが精一杯真心を込めて働かなければ「鉄道の安全性」は確保されません。
どれかひとつでも欠けてしまえば「鉄道の安全性」は確立されません。
日々行っている基本的な動作をしっかりやれば「鉄道の安全性」はほぼ確立されています。

私は将来この業界に入りたいと思います。だからこそ、今からそんなことを心がけているのです。
私は鉄道がずっと安全な乗り物としていられるように、その安全を支える人間のひとりとして働きたいです。

それまでは、この思いを心の片隅に常に置いておきたいと考えております。

改めて、事故に遭われてお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。


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