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カテゴリ:医療
前にも書いたような気がするが、bambooは三日間連続で働いたことがある。初日の朝から三日目の終業時刻まで、およそ57時間連続勤務だ。多少は居眠りもしたのだが、不整脈が頻発して、本当に死ぬかと思った。今では人手も増え、さすがに三日連続勤務と言うことはない。立場も変わって、時間外労働も部下に比べれば少ない。でも、部下達は時には月に60時間以上の時間外勤務をしている。以下の記事は他人事ではない。 asahicom 麻酔科医師の急死「過労死」と認定 大阪地裁判決 まだ33歳の若き麻酔科医が亡くなった。過酷な労働のあげくの過労死だという。麻酔科医は自分で仕事の量を調節出来ない。言い張れば出来ないこともないが、手術待ちの患者がたくさんいて、病床に余裕があれば断ることは難しい。緊急手術は待ったなしだ。こちらの体調なんかに関わりなくやってくる。 当時の麻酔科医は何人いたのだろう。みんな同じように働いていたのだろうか。立場上1人にだけ過剰な仕事量が割り振られていたのだろうか。後者だとすれば上司にも責任があろう。私は今は麻酔科のトップなのだが、部下が徹夜で働いた後は、多少無理をしてでも早退させている。疲労による健康被害とミスの起こしやすさを考えれば、残りが無理をする方がまだましだ。 大阪府も面子なんかにこだわらず、控訴なんかしないで認めるべきだ。尋常じゃない働き方で病院を支えてくれた医師に、感謝の気持ちくらい表したらどうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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