病気の家族をみるーどう見守れば?
こんばんは玉川レディースクリニックのカウンセリングルームですカウンセリングルームは臨床心理士が担当していますが本日の記事は看護師が書いています私たち看護師は、日常の看護場面で「心の健康」について考えさせられる出来事に直面することが多くその場面について記事にしています心の健康を考えてもらう機会にしてもらえるとうれしいなと思いますーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー今日は「病気の家族をみる」ですこの場合の「みる」は私たち看護師の場合「看る」という字をつかいますざっくりとした「家族の病気」としか書いていませんが皆様がイメージするのは「高齢者介護」のイメージですか?健康なご家庭だと「病気」とあまり縁がなかったりすると思いますが「病気がち」もしくは「生まれつきの病気」「最近診断されたが、一生付き合わなくてはならない病気やけが」その病気の種類は「体の病気」であったり「心の病気」であったり「発達の病気」であったり「進行性の病気」であったり「慢性の病気」など様々な種類の病気であるかもしれませんもしかすると家族も病気だけど自分も病気だったりすることも高齢のご家族であったりするとままあることと思います「お子様の病気」だったりするとまた状況はかなり違いますし病気の重症度によっても病気の診断直後と長期療養中の状況もかなり違ってきますそれに病気になってしまった「本人の心身の状態」支えるご家族の「心身の健康状態」病気になる前のご家族の関係性家族の中での立ち位置家族の在り方に対する考え方いろいろな要素がからみあっていると思います病気で苦しんでいる人を見守ること看護師の私たちでも「どう支えていけばいいのか」と教育を受け、日常仕事の場面で経験していても時にひどく悩みますご家族であればその関係性はより濃厚ですから「何を話したらいいのか」「どう話したらいいのか」「どう接したらいいのか」「どこまで手助けをしたらいいのか」「何がどう辛いのかわからない」「病気以前と全く人間性がかわってしまった」日々患者さんの家族と接していてお話をしていて病気の患者さんが一番つらい(つらいばかりではないと思いますが)傍らで見守るご家族のつらい気持ちも聞かせていただく機会は多いです病院では主に「患者さん」中心に治療や看護は進んでいきますご家族の方は協力をお願いしたりご家族を励ましたりすることもありますがご家族のつらさにじっくり耳を傾けることができる時間的な余裕が残念ながらもてないこともあるかもしれません自宅で病気療養されている方ですと外来通院のみになってしまいますから今の医療体制ではご家族への手厚いサポートは受けられないかもしれません自分の愛する家族が病気になったらうろたえますしショックをうけますし悲しいですしご本人も衝撃と思いますがご家族の衝撃も少なくありませんそれは病気の重いか軽いかとは関係ないと思います風邪でも心配ですし骨折でも心配ですし高血圧でも糖尿病でもなんでも心配です自分が元気なときはきっとあたたかく見守ることができるのかもしれません心がちょっと折れそうなとき不安で押しつぶされそうになることもあるだろうしこんなことしちゃいけないと思いながら目をそむけたくなることもあるかもしれませんそんな心に余裕がないときぜひカウンセリングを利用していただきたいと思います「病気の家族の方がつらいんだから、あなたはがんばりなさい」なんてそんなことは決していいません病気である家族のことを思っているからこそ辛くもなりますし心が折れてしまいそうな感覚にもなってしまいますそんな心を優しくささえるカウンセリングルームでありたいと私たちは考えています「家族の病気のこと」ですからご相談は婦人科のこととは全く関係ないことも多いでしょうご相談は「婦人科の病気」限定ではありませんどのようなご相談も承っています日本人は本当に我慢強いです頑張って頑張って心が折れてしまわぬうちにカウンセリングへお越しくださいご予約はクリニック電話03-6427-5321(診療時間内)またはメール counseling.tamagawa@gmail.comお試しカウンセリングは15分無料で行っていますぜひご利用ください小さな手その手の中に包まれたハートを包み込む2人の手あたたかさの伝わってくる写真だと思いませんか心のぬくもりを大切に