困ったことがあったら相談してね???
おはようございます。玉川レディースクリニックのカウンセリングルームです今日も看護師が記事を担当しています東京は清々しい秋晴れです寒くなるのが少し早い気がしますが空気が澄んでいて気持ち良いですさて、今日のタイトル「困ったことがあったら相談して???」です別段面白みのないタイトルですが「???」に意味がありますがおいおい説明していきます自分の年齢が半世紀を超えてしまいまして・・・若い方や学生に、看護に関する仕事を教えている時にギャップを感じることが多くなってきましたですが、同じくらいの子どもを育てている関係で今の若い方の状況を少しは理解しているつもりです若い世代の方と接している色んな職種の方と情報交換をする機会が先日ありました「今の若い方は【相談】しに来ないんだよ」「わからないことがあったら【相談】に来てくれたらいくらでも教えるのに」「こんなおじさん(おばさん)と話をするのがいやなのかな」お若い方にはわからないかもしれませんが中高年の会話には「あるある」な話です看護の業界だけではなくいろんなところで世代間「困った」があるようですすべての若い方たちが上記のような状況ではないようですが「困ったことがあったら相談して???」で悩む状況には・・・・1.「困った感」がわからない2.「わからない感」がわからない3.「どの程度困ったら、困ったといっていいのか」わからない4.「すべて困っているが、さすがにすべて相談してもいいのかどうか」わからない5.「これは困ったといっていいのか」わからないこれらすべて本来相談してもらいたい状況なんですが「困ったこと」という自覚につながらず「相談しなくてはならない状況」という理解につながらず「相談する気持ちに向かわない」という行動につながらないという様々な問題がおきているようです相談しにきてくれないことをもやもやしながら待っている人たちにとってみればなんで気軽に「困ってる」って言えないんだろう??と不思議に感じるかもしれませんが「困っていそうな方」たちの心の中にはいろんな葛藤・悩みの中にあるようですたぶん、「困ったことがあったら相談して」という言葉もしかしたら何かの言葉に変換しないとこれからの時代はうまくコミュニケーションが進んでいかないのかもしれないと私は考えましたたとえば・・・「【なんでこの人は○○するんだろう???】って疑問に感じたら教えてね」「【なんでかな??】って思ったら話してくれるかな」とか「【変だな】」って感じたら教えてね」そういう言葉なのかなって感じてますもしみなさまの中で「困ってることがあったら相談して」と親、上司、教師、上席にあたる方に言われて「どうしたらいいだろう・・・・???」悩んでいるとしたらまた、一方の立場・・・子ども、部下、生徒などに「困ったこと」があっても(ありそうなのに)相談してもらえない状況でお悩みだったりだとしたら言葉を少し変換してみてはいかがでしょうかたぶん、なんですが妙に優しくしてみたりとか笑顔で対応したりとか食事に連れ出したりとかそれでは解決しにくいかもしれません最近感じるのは、「悩んでいること」「困ったこと」を相談するハードルが妙に高くなっていたり逆に、妙に下がっているように感じますIT化のせいにしたくはありませんが面と向かった人間関係が希薄になりつつあって「話し手の意図」「受け手の反応」「集団の意図」のどちらも読み取りにくくなっているのかもしれません外国の方のようにものごとをはっきりと伝える習慣がもともとない日本人IT化を進めるうえでは上手に伝える、上手に受け取るコミュニケーション技術についてもう少し考えないといけないのかもしれませんねみなさまの中で「どうしてこんな(いや)なことがあるんだろう」って感じることがあったらカウンセリングにきて話してください「いやなこと」「こんなこと」の本質を一緒に考え対処に向けて改善策を考えていきます話しをすることが苦手な方も多いと思います実は私も自分のことを話すのが苦手な一人です(周囲からは全く理解されませんが)担当している臨床心理士は皆様が負担なく上手にお話できるようにアプローチできるプロフェッショナルです緊張せずにご来院いただけると嬉しいです心の健康も「予防」「セルフケア」が大切です症状が重くなる前にぜひご来院ください予約・お問い合わせはメール・クリニックの電話にお願いしますお問い合わせは匿名でも可能ですcounseling.tamagawa@gmail.com電話03-6427-5321(電話受付は月、火、木、金9時ー12時、15時ー18時、土9時ー14時)ーーカウンセリングーー費用:初回3000円、2回目以降2500円開室日:月曜 9時半~12時半※予約の際に「相談内容」を聞くことはありません当日、臨床心理士にお話しください守秘義務は遵守しています