Ensuite,à moi.
Ensuite,à moi.TKAC SMD-4 Marie Shiranoはい。ふれしの「ほい」マリーさん「Salyu♪」1/4のロケレポートです。去年の年末,諸事情と入院でいろいろと失っている私。当然,その多くは回収不能な物事であり多大なる時間を失いました。そして何より初めて全身麻酔の手術を受けたというのが大きいところ。寝たら何かされている感覚を体験できたことは大きい。恐らくこれが死んだ時の疑似体験になると。これの起きるがないバージョンがそれなんだなあと。ふれしの「あんさん,間違いなく臨死体験できないだろうな」間違いなくそうだと思います。そもそも臨死するくらいなら,ちゃんと殺してくれって懇願するタチの人間なんでねえ。とはいえ貴重な体験こそありましたが時間を失いました。エンターテイメントにできればといつも思うのですが,私が面白い人間ではありませんので限界があります。取り戻せませんよ。無理してもしょうがないんです。ですが,やっておいたことはあります。1/2のロケもその一つでした。今回もやっておいたと言いますか,やれなかったロケをやりに行くという回でございます。担当はこの人です。マリー「辛気臭い顔してるわね〜。何か食べる〜?」ふれしの「なんか幸せそうだにょ」手前どもドール陣の大食い王,マリーさんでございます。ふれしの「しかも新しい服が肉まんに隠れてるから見えないという」大丈夫。写真あるから。今回の主役はマリーさんというより,マリーさんが着ている服であります。マリーさん専用真打特別装備"Ensuite,à moi"(オンスィートゥ・ア・モア)うちのドール陣には前座・二ツ目・真打という3つの階級があります。まあ詳しくはこの記事をご参照いただきたいんですが,真打の特権の一つとして専用の服を用意できるというのがあります。それが専用真打特別装備(略して専用特装)です。シャロン「専用特装を他の面々が着たという事例はみほと私合計しても一回しかないわね」イツカさん「ああ…当時,天狗になった私の鼻をへし折る目的でな()」※シャロンの専用特装"黒曜石"は色移りリスクNo.1の劇物。みほさんとシャロンにはあったこの専用特装。実はマリーさんにはありませんでした。それが昨年末に新衣装の中から選び出され,晴れてマリーさんのものになったわけです。ふれしの「ただ当人が専用特装へ直々に名前を付けるのは初事例だにゃ(※今までの2つは調達前から名前がありました)」とにもかくにもみほさんのうさみみ巫女,シャロンの黒曜石に並ぶ高丘エージェンシー最高格式の衣装であります。昨年のいたぱ!で服自体はお披露目していたのですが,ロケ機会がやはりなくなってしまい,ようやく今ロケで初実戦となりました。さらにもう一つ初実戦になったものがありまして…ブズーキという楽器です。マンドリンをギターにしたような形の楽器で,キンキン!とした甲高い金属的な音が特徴です。うちにあるのはブズーキの中でも最も古典的であるギリシャのブズーキです。これに加えてアイルランドで改良されたものがあり,これはアイリッシュブズーキと呼ばれます。フランスびいきのマリーさんにギリシャの楽器とはこれ如何に…という話ではありますが,服の雰囲気となんとなく合っていたので,撮影後半の小道具として持ってもらいました。機材はS5Ⅱと24−105にCL60です。場所はもうお分かりですね。今が1年で最もいいシーズンである秋ヶ瀬旧道でございます。やっぱりこの季節がダントツでいいっすわ。周囲は賑やかでしたが,ここだけは相変わらずの別世界。やりたいようにやりましたよ!結果はこんな感じ。お見事。マリー「やっぱり見れば見るほど,独特な服よね〜」華やかそうに見えて各所色々とワイルドな要素があって棘がある。更にソックスは左右非対称という凄まじい仕様。靴は手持ちの中で最もあった物ですが,普段あまり使わない迷彩柄ハイヒールが一番合うなんていう予想外までも内包しています。そう。この服が選ばれた理由はただひとつ。「これ着こなせるのか?」ということで調達したはいいものの,誰も着れそうになかったところをマリーさんが拾い上げたというのが真相なのです。そして見事に着こなして魅せました。流石です。マリー「専用特装だもの。それぞれしか着こなせない服じゃなきゃね♪」ロケ自体も先ほどの1/2ロケ同様の不安定な自然光条件ながら,乗りこなして無事に終えることができました。年始ロケの苦労が実りました。よかったよかった…。この調子で撮っていきたいですね。次回のロケは今週末,担当は今年真打昇格のすずさんを予定しています。今回はこの辺で読み終わり。ありがとうございました。