連続テレビ小説『虎に翼』土曜版第17週
評価を悩ませる編集になっているね。基本的に、今作は多くの“要素”を盛り込んでいる。いや、盛り込みすぎていると言っても過言では無いのだ。1回15分というだけでなく。1週間で考えると15分が5回だから、75分。CMが入る民放の“SPドラマ”なら、CM無しで90分強。場合によっては、短い作品もあるから、それと同程度なのだ。NHKじゃ、“特集ドラマ”“地域発ドラマ”が不定期で作られているが。時間はだいたい、75分程度。たまに短い作品もあるけどね。何が言いたいかというと。“連ドラ”で無い限り、基本的に何らかの“テーマ”を絞り込んで、ドラマを作るのが普通。。。ってこと。で、それに、いろいろと肉付けをして、時間を増やしているのだ。が。今作。。。“朝ドラ”なんだよね。“連ドラ”だと考えれば、これだけの“要素”を盛り込むのは間違いでは無いが。時間を考えると。盛り込みすぎなのは、事実。ただし、上手く繋げているので、1つのドラマとして納得感があり。同時に、それぞれを短いながらも上手くまとめているので要素一つ一つも、想像以上の納得感があるのだ。まぁ、脚本は、ともかく。演出と俳優さんは、たいへんだろうけどね。何が言いたいかというと。今作の“土曜版”では、ダイジェストをうたっているものの。今週では、何をメインテーマにしていたか?が分かると言うこと。前置きが長くなったが、さて。今回の“土曜版”だ。正直、“こう言う残し方”をするとは想定していなかったので。かなり驚いている。。。ってのが本音だ。例えば、残すかどうかでは、難しい“言葉”ではあるが。“よりどころは、友達じゃ無くても良い。場所や人。。。”今回の“土曜版”を見ていると。主人公の物語になっていて、主人公の奮闘は伝わってくる。のは確かなこと。だが、優未のこと。涼子と玉のこと。お仕事関連のことほかにもいろいろと“要素”を盛り込んでいたわけだが。 薄く広くと言って良い感じで、ほぼほぼ全てを残してきた。で。。。上記の言葉に繋がる。今作は、“よりどころ”で、上手くくくっている部分が多い。例は挙げない。メンドーなくらい、アレもコレもだから。今週のエピソードだって。今回の“土曜版”だって。全く同じなのだ。が。。。である。主人公の奮闘を描くだけでは、主人公の物語としては成立していても。そこにある“芯”が見えにくいということ。テーマのあるオムニバスで、テーマが消えているのと同じ。日本で作られる群像劇が失敗作ばかりなのは、そのあたりが主因。今回の“土曜版”では、ダイジェストであることは分かるから、今週に何があったかは、理解出来るけど。“物語”として適切か?と問われれば、意味不明な残し方が多い。ってのが本心である。そもそも、優未とのことから発展して、涼子と玉の問題を解決したのならば。そこだけを残せば良いんだよね。なのに、太郎次郎弁護士や、不良?たちのことまで残してきた。太郎次郎弁護士は、今後もいろいろと可能性があるから、仕方ないが。不良?は、どうするの?ココまで残すようなコトだったのかな??これならば、主人公と航一そして優未を、もっと残すべきだったのでは無いのか?間違いなく、そっちの方が重要だよね?まさか、アレもコレもと取捨選択を中途半端にしか行わずに、、、、って思ってなかったよ。あ。個人的には、稲を、なぜ残さない?ですけどね。ほんとに意図が分からない今回の“土曜版”である。ってか、ほぼ全部残してるよね(笑)TBは以下のミラーへお願いしますhttp://maxexp999.blog100.fc2.com/blog-entry-8799.html