一歩ずつ肉体改造

バレーボールＶリーグ女子の首位決戦がＢＳ中継でやっていました。
インフルエンザで体が動かない僕にも
とても関心の高い一戦でした。
（イメージトレーニングという点で）

予想では総合力（ベテラン力）に勝るパイオニアかな～
と思っていたのですが、結果は違いました。

序盤は殆ど差がつかないシーソーゲームのような展開。
お互いに持ち味を出しつつも、
どうしても一歩前へ出られない状態が続きました。

終盤、流れをちょっとだけつかんだ東レが
そのままの勢いで第１セットを先取。

しかし第２セットはサービスエースやブロックなどで
序盤リードしたパイオニアが取り返しました。

第３セットは再びシーソーゲーム。
そんな中、徐々に両チームの「差」が出始めます。

若さが良い方向で出始める東レと、
ベテランの面が悪い方向で出始めるパイオニア。

また、両チームの弱点の大きさが
試合を決定づける要素になってしまったようにも感じます。

東レの大山選手は序盤バックアタックでミスを連発していましたが
オープンスパイクについては丁寧にコースをついたり
ブロックアウトを豪快に取るなど、非常に安定していました。

一方のパイオニアは、栗原選手の出来がイマイチ。
序盤はサーブなどで調子の良さをうかがわせていましたが
レシーブやつなぎでミスが出始めると
それがスパイクにも影響していったみたいに
攻撃が決まらなくなりました。

また、大山選手のレシーブミスがあまり目立たなかったのに対し
栗原選手と佐々木選手のレシーブミスは勝負どころのイタイ部分で出たため
そのへんが差といえば差ですかね。

結局、フルセット必至の好カードの予想でしたが
第４セットの中盤で栗原選手がサーブで狙われ、
それが致命傷になったようです。

栗原選手は一見何でもこなせそうな選手ですが
一個一個のプレーが「軽い」ので
もっと丁寧なボールさばきが今後必要になってくると思います。

東レが若さに任せて勢いのあるプレーをしていたので
パイオニアにはこの勢いを上回る何かがないと
決勝ラウンドでも東レに苦戦するかもしれません。

今後の展開がますます楽しみになってきました。


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