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銀の裏地

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絵本の紹介と読み聞かせのヒント満載(?)育児録
幼児から高校生の4児の母、内職編集者でブックトーカー。子どもと本をつなぐ活動を市内各所で展開中。
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2010.11.20
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カテゴリ:学校
 小学校は2年に一度の美術展覧会である。学芸会と一年交代。リンとナンは毎年学芸会ならいいのにとブーブー文句を言っているが(今年卒業したリンが入った中学は、なんと学芸会の無い学校で彼女は怒髪天。絶対に文化祭の派手な都立高校に受かってやると早々に志望校をピックアップ)、キイはなんだか満足げに作品に取り組む。飛びぬけてうまいというわけではないが、ちまちま作業をしているときのキイはとてもしあわせそうだ。
 というわけで、保護者の観覧と授業参観を一緒にやっちまいましょうとばかりに、この日が学校公開日に設定される。おまけにナンのクラスは緊急保護者会もセッティングされていて、私はせわしないことこの上ない。たまたま今日は亭主殿が自宅待機日に急変更となったので、保護者会はゼロを彼に預けて独りでしっかり出られることになり、少し気持ちが楽に。シリアスな話し合いをする席に奇声発生装置を持って行きたくはないのだ。

 じっくり別クラスで重点的に教わりたい子のためにひと部屋確保されている算数教室が、今日は家庭科作品展示室に。家庭科室は体育館と反対の棟の最上階の奥という、体育館と同時の公開には適さない場所にあるので、昇降口脇のこちらが特別会場。
 6年生はクッションにクロスステッチ。本からそのまま引き写しのお上品なものよりも、気持ちのおもむくまま色を刺していったような作品のほうが楽しく見られるのは、子どもの展覧会ならでは。5年はランチョンマットにフェルトでデザイン。アイロン用キットを並べて貼っただけのものから、オリジナルの絵柄をフェルトを切って作って貼って縫ったものまでこちらはよりさまざまな感じ。
 ゼロに「どれがにーにのかな」と振ってみたところ、作品を作るところを見ていたわけでもないのに、サッカーボールが真中に鎮座坐しますランチョンマットに特攻する。バスケットボール、テニスボール、野球のボールにもう一つはボーリングか。なんていうか知ってる限りのボールをとりあえず並べてみました的ではあるが、一応愛情のあるものだけをとりあげているとも言える。しかしゼロはなぜわかったのか。…匂い? 単にサッカーボールが気に入っただけ?
 ナンの学年は理想の食卓ということで、ある日のディナーを食品トレイと粘土を使って造形するのが課題。オムライスにハンバーグにミートボールにカレーライスと1プレートに何でもあり。キイの感想は「贅沢な夕食だなあ」…お腹がすいていたらしい。おままごと大好きのゼロは触りたい遊びたいでも「め!」て言われるよなーとなんとも複雑な顔でそれでも去りがたく見ていた。

 緊急の保護者会、というのは学級崩壊とまではいかないものの、授業中騒ぎがもぐら叩きのようにあちこちで起き、それぞれの対処に追われるうちに肝心の授業がおろそかになるというループに、先生とクラスがはまりかけていたから。早めに介入、サポートを、と校長・副校長・主任・超ベテランとまわりの先生たちがここ二週間ばかり授業の一部を受け持ったり、一緒にクラスに入ったりを重ねてきた。
 私の担当学年でもある。読み聞かせの今年の記録を丹念に振り返ると、確かにどの人が入っても、このクラスがいちばん騒がしい印象。でも物語にのってくるといちばんダイレクトに反応してくれるのもこのクラスなのだ。ということは、個々の違いはあれどクラスとしては、感情の振れ幅が大きいということ。情動が激しく、良くも悪くも雰囲気に流されやすいということ。
 前期の3学年の読み聞かせは、明るく楽しく聞けることを第一義に選書してきた私たちだけれど、このクラスの場合、落ち着かなさを煽ることになってはいなかったか。もちろんクラス替え直後の4月にこの事態を予測してプログラムを組むのは無理だけれど、自分の子どもが在籍するクラスに対するリサーチを続けていなかったのは私のミス。反応が良いことに安心して、というよりむしろいい気になっていなかったか。男の子と女の子の仲が悪いことはうちにくる女の子たちから聞いて知っていたのに。(つまり以前からクラスの雰囲気はけして良いものではなかったということだ!)
 責任をとると言うのとは違うけれど、愉快なお話にわくわくしたおかげで体がむずむずして授業に差し支えるのは本意ではない。しっかり心の奥に届くタイプのお話で前向きに落ち着かせてあげることができれば、少しは先生の助けにならないかしらと思い、読書週間後、他の学校行事との兼ね合いで朝の読み聞かせがなくなる今の時期、とりあえず毎週このクラスで私に読み聞かせをさせてくださいと申し入れてみた。まだ若くて目の前のことを片付けるのに専心して、周りへ助けを求めるという発想自体持っていなかったらしい担任の先生は、この2週間でとりあえずいろいろな人の手を借りてみることから自分を変えてみようという心持にいたったようで、すんなりOKが出た。
 物語に入り込む力ということでは潜在能力の高いこのクラス、教科書の朗読なぞも大半の子が情感こめて読みこなすことができる。テーマと表現を慎重に吟味して、子どもたちも先生もほんのちょっぴりずつ背を押してあげられると良いなと思う。とりあえず週1で2回読んだ。あと5回、大切に行きたいと思う。
 保護者会では校長と主任さらに担任から現状の説明があり、とりあえずはいい方向へ向かってきていることは確認できた。保健室やカウンセリングルームとも一応連携はとれているらしい。保護者からも、糾弾ではなく叱咤、寄り添いつつ激励、といろいろ声があがり、私も自分から見たクラスの様子の報告をし、みんなでクラスを見守り支えて行きましょうということで今日のところはとりあえず。





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最終更新日  2010.11.21 08:27:08
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