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カテゴリ:こんな風に読んでみる
久しぶりに来たとたん、ずいぶんと物騒なものをと思われるかもしれない。
え、夏休みだから家の中が戦場状態だろうって? いやそれは確かにそうなのだが、『戦争論』自体は亭主殿の文庫棚に鎮座ましますものの、まだ私は後ろの解説しか読んでなくて本文未読。現代的でタイトな訳で出しなおしてくれないかな。亭主殿によると非常におもしろいということです。
ではなにかといえば。 日本経済新聞のメディカルオンラインのメルマガを無料購読している。もともとお医者のコラムを読むのが好きな体質(というか森田‘やぶ医者’功先生に長らく面倒を見ていただいたので…)なのと、患者への医師の対応のしかたは読みきかせ屋としても大いに参考になるゆえ。 で、本日の『なにわのトラブルバスターの「患者トラブル解決術」』がまさにそんな1本だった。年400件以上の医療機関トラブルの電話相談にあたっている、大阪府保険医協会事務局次長の尾内康彦氏の連載だ。いわく「トラブル解決のための3要素は、先見性・勇気・現場力」。実はこれがクラウゼヴィッツの『戦争論』の指揮官の心得からきているのだ。クラウゼヴィッツを早大ビジネススクールの内田和成教授が不確実性の時代を生き抜く経営者の資質を語るためにこんな言い方で援用し、さらに尾内さんは自分のことばでは同じことを「先を読む力」「クソ度胸」「場数の多さ」としている。 ね、読みきかせにまさに必要な三要素でしょ? わかりにくそうなので、さらに私も言い換えます。「シナリオ力」「はらを据える」「場数を踏む」。 「シナリオ力」とは、選書力であったり、プログラムを組み立てる力であったり、シナリオを書く力、要は見通す力と計画力のこと。 「はらを据える」とわざわざ言い換えたのは、度胸ももちろんだけれど、はらをきちんと作る、つまり声を出せる体を作っておくこともまた重要なので。 「場数を踏む」はそのまま、経験値。 先人はいいこと言うよね。夏休みはおかーさんは通常以上に家仕事が多いので、旅行に持っていくことにしよう。舅様姑様と同室なので読む時間があるかわからぬが(何十畳もある和室に8人全員で一緒に泊まる)。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.07.27 16:28:58
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