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テーマ:好きなクラシック(2299)
カテゴリ:パナマ国際ピアノコンクール
今日は、第2回パナマ市国際ピアノコンクールのセミファイナル2日目に
行ってきました。 なんだかんだと文句言いながらも、足しげく通っています。 つき合わされてる夫もかわいそう~ でもさすがのパナマでも、夜女一人でコンサートには行けないし・・・・・・。 感謝してま~す さてそれはともかく、 ここまで来て、超小規模な、超マイナーなコンクール、の楽しみ方が 分かってきました。 まず、総勢10人しか出場していないので、 こんなに物覚えの悪い私でも、それぞれの演奏が良くインプットされ、覚えていられる。 なので、予選ではパッとしなかったのに、セミファイナルでは輝いていた人、 その逆に、セミファイナルを聴いて、どうしてこの人予選通過したんだろう、 と、首を傾げたくなってしまう人、というような比較が出来て面白い。 (とはいえ、10人中8人が予選通過なので、予選8位でもセミファイナルを 弾いているワケで。) そして、例えばショパンコンクールとか、チャイコフスキーとか、 超一流どころのコンクールでは、 そのコンクールに出場する時点でそれなりのキャリアがあり、 そこそこの活躍していたりするし、もちろん本選までの難易度もメチャクチャ高いので、 素人耳には誰も彼もが超一流の演奏で、 この中で審査員はどうやって採点していくんだろう、と、思うばかりなのですが、 パナマレベルだと、技術にかなりの差があって、善し悪しが如実に分かる。 だから素人耳なりに採点することが充分可能。 予選の時のチリ人じゃないけど、ダメな人はどう贔屓目に聴いてもダメ。 そんな、マイナーでレベルもそんなに高くないコンクールだからこその、楽しみ方。 そして、予選よりセミファイナルの方が断然輝いていた人は、 この人は予選はそこそこで済ましておいて、明らかにファイナルを狙っているんだろうなぁ、 とか、 セミファイナルで崩れた人は、きっとこの人のこのコンクールでの目標は 予選突破までだったんだろうなぁ、 とか。 そしてショパンのソナタとかを弾かれてしまうと、 どうしてもショパンコンクールと比較してしまって、 やっぱりレベルの差は歴然だわぁ、 とか。 そして客席を見渡しても、みんななんだか集中力欠けるよね、 いつまでもなんとなくザワついているよね、 とか、 演奏中に客席のそこかしこで携帯が鳴っちゃってる、 とか、 演奏中(それも曲間とか楽章と楽章の間とかでなくまさしく弾いている最中)に 出入りする人が何人もいる、 とか。 お客さんもレベルもコンクールのレベルに比例する。 そしてセミファイナル通過は、8人中6人。 予選で10人→8人、セミファイナルで8人→6人、と、ほんとにポコ・ア・ポコ。 これまでの落選者は、決して接戦なんかじゃなく、落ちるべくして落ちてる感じ。 明日はファイナル。 観客を、審査員を、唸らせる良い「試合」になってほしいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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