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テーマ:海外生活(7787)
カテゴリ:パナマな毎日、メヒコな毎日
やっぱりパナマ人、そしてメイドとの付き合いは、難しい・・・・・。
彼らと接しているとなんというか、 今まで日本人として常識だと思っていたことが、 もろくも崩れ去る・・・・・・、ということが、多すぎる。 日本の常識は世界の常識にあらず、とはまさにそのとおり。 ましてやパナマ人の常識は、日本のそれとは隔世の差があるようで・・・・・・・。 というか、そんな中でも我が家のメイド(正確には「メイドだった」)彼女は、 もうほとんど理解不能。宇宙人でした。 私はこの歳にしてまるで小姑気分で育ててきたけど、 (メイド23歳、子供あり、ダンナなし。) そんな小姑の気持ちなど知る由もなく、最後の最後も宇宙人のまま、 去って行った・・・・・・・・。 それは先週のこと。 メイドが帰った後、電気の請求書の封筒の後ろに重ねてに置かれた 「置き手紙」発見。 何かと思えば、パナマ労働省の公印が押された、 宛先:私、差出人:メイド、のちゃんとワープロ打ちされた「手紙」。 いったい、何、何、何~~~~~~?????? 賃上げ交渉?????? と、これまた妙に格好つけた難しい文章を必死に読み解くにどうも、 「今月末で辞める」 と、書いてあるらしい・・・・・・・。 寝耳に水。 だって私も家にいる時に、何故か請求書の後ろに隠すように黙って手紙、 置いていくか? フツー、口頭で「辞めたい」と、言うでしょう。 百歩譲って小心者で言えなかったとしても、私はその日、家にいたんだから、 「セニョーラ、これ読んでください。」 くらい言って、直接手渡すでしょー??????? もう、ワケ分からない。 夫が帰宅して読んでもらって、やっぱり「辞める」って書いてあるよねー、 と、確認。 でも、この労働省の印の押された文書の効力なんかも分からないし、 だいたい直接受け取ってもいない、こんな「置手紙」、 私が「知らない、そんなの。」と言ってしまえば、 証拠もなにもないじゃないねー、と、 その次の時、何も知らないフリをして様子を見ることに。 そしたら彼女、何も言わない。 いつも通り、朝から働いている。 ますますワケ分からない。 仕事終わって、いつも通り「またね・・・・・」と帰っていった。 (帰っちゃったよ・・・・・・・・・。)と思ってたら引き返してきて、 「セニョーラ、手紙・・・・・・・」 私)手紙?何? メ)手紙、玄関の棚の上の。 私)え?棚?知らない。 メ)棚じゃなくて、手紙。先週置いといた。 私)え?私にそれ渡したの? メ)ううん、棚の上。 私)知らない。 メ)置いたんだけど、棚の上。 私)知らない。 ・・・・・・・・・。 バカかっ!!!!!!! 辞めたいなら、口でそう、ちゃんと言いなさいよっ!!!! ![]() ![]() ![]() ムカつくから「知らない」を押し通したら、困った顔で帰っていった・・・・・。 (爆) そして今日。 いつもより憂鬱そうだけど、朝からまた何も言わずに働いている。 (どーするんだろ・・・・・・・) でも私は、辞めたいと思っている人に我が家で働いてほしくはないので、 すでに退職金の計算も済ませ、彼女がどう出ようと今日で辞めてもらうつもり。
さあ、終業時間。 今日は月に2回のお給料日なので、その分を払う。 (さあ、どう出る?) と思ったら、「またね・・・・・・」と帰りかける、メイド。 (へぇ、意地でも口では言わないつもり?) このまま様子を見たい気もしたけど、辞めてももらいたいので、 こっちから言ってみる。 私)あなた、仕事辞めたいんでしょ? メ)うん・・・・・・・。 私)でも私に何も言ってないでしょ。私知らないんだけど。 メ)先週、棚の上に置いといた。 私)何を? メ)これ・・・・・・ と、クチャクチャに折った先日の「手紙」の本人控えのようなものを 出す。 私)何これ? メ)手紙・・・・・・。 私)何これ?私スペイン語読めないんだけど。 メ)読めないの? 私)ええ、読めないんだけど。 メ)だんなさんは? 私)夫は今ここにはいないでしょ?働いてるわよ。 メ)分からないの・・・・?これ・・・・? 私)ええ、全然分からないんだけど。 メ)・・・・・・・・。 私)何?私に今までに何か言った? メ)これ・・・・・(手紙を指差す) 私)私に渡した?私何か受け取った? メ)・・・・・・・・。 こんな調子でしばらく問答を繰り返したけど、 決して口で「辞める」とは言わないらしい。 バカかっ!!!!!! ![]() ![]() ![]() 冷静に大人の対応をしようと思ってたのに、思わずねちっこく問い詰めた私。 でも彼女も私が、「知らない」「分からない」を通したので、 諦めて帰ろうとした感じもあったけど、 まあ、規則は規則だし、紹介してもらった人でもあるので、 最後の最後に退職金を渡した。 この調子で退職金がもらえれば、ラッキーだよねぇ、パナマ人。 なんか腑に落ちない・・・・・・・・。 ![]() ![]() ![]() いずれにしても、あまりにも私が今まで信じてきた「常識」から 逸脱した今回の騒動。 怒り、呆れ・・・・・・、を通過し、疲れました。 私、何か、間違ってます? 因みに、もしかしたらこの「置き手紙退職方式」は、 パナマの退職時のスタンダードなスタイルなのかもしれない、と、 夫の会社のパナマ人総務・人事担当者に確認したら、 「普通は、口頭で言う。」 そうで・・・・・・・・。 でしょーよでしょーよ ![]() ![]() まあ彼女との逸話は、これだけでは終わらない。語ると長いのでここは省略。 ほんと、社会人の自覚皆無の、宇宙人だった。 宇宙人くん、さようなら ![]() 今度はもう少し、地球人常識に近いメイドを探そうと思います。 でも、どうもメキシコ時代からメイドに苦労し続けている、私。 私が悪いのでしょうか・・・・・・。悩む ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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