|
テーマ:海外生活(7790)
カテゴリ:メキシコ・パナマ ニュースその他
夜になりました。
今日は結局一日中、かなり緊張していたみたいで、 何もできなかったし、何もしなかったのにすごい疲労感。 結局今日は、いつもは一日中大渋滞な市内に、一日中車は戻ってきませんでした。 シティに入れなかった郊外からの通勤カーが多かったためか、 また警戒して住民たちも出控えていたのか。 いずれにしても、そんな空いているパナマシティというが、恐い。 でもテレビを見ていると、次々に暴動の参加者(?)たちは逮捕されていたし、 何といってもこの暑い中の実力行使&もともと根気がないパナマ人なので、 あっという間に「飽きてきた」労働者の様子が見て取れた。 なので、もう明日は大丈夫だろう、と、 気持ちを入れ替えるためにも、と、先ほど明日の美容院の予約を入れたのに、 今入ってきた大使館情報・・・・・・・・。
明日もデモがあるらしい。 状況によっては、美容院キャンセルかな・・・・・・・・。 それに、明日来る予定のメイドさん、パナマシティに入れなくて来れないかも。 (というか、来させない方がよいかも。。。。。) 解説をすると、何しろ好景気で、ビルの建築ラッシュのパナマシティ、 その建築現場で働く労働者たちの労働環境とか雇用条件、というのは、 ずっと社会問題になっていました。 安全対策とかもお座成りだから、高層ビルの現場から転落死、とかもあって。 なのでその待遇改善のデモは、市内でしょっちゅう行われていました。 昨日今日、始まった問題ではなくて。 でも今回、そのデモで警察側の発砲によって死亡者が出たために、 その抗議行動から暴動に発展、今日の騒ぎになったらしい・・・・・・・。 もちろん、こんな暴動は言語道断だし、道路を封鎖したり公共物を壊したり、 それは大きな罪なんですが、でも根底には、好景気な今のパナマシティの 根本的な問題がある。 空前の好景気で、パナマシティの物価は急上昇しています。 それは、今や私たち日本人も感じるほど。 例えば、ついこの間まで市内のスーパーで80セント台で売られていた 1L入りの牛乳。年末頃には1ドル(107円)になり、 つい最近には1ドル6セントになっていました・・・・・・・・。 牛乳だけでみると、ここ数ヶ月で物価上昇率3割台。 ありえない・・・・・・・・。 物価上昇は、もちろん牛乳だけじゃなく、他の食品やガソリン、 そして公共料金など・・・・・・・・。 それでも富裕層は、数十円の値上げで牛乳が買えなくなるわけでもないし、 1ドルが相場だったタクシーが、1ドル25セントとこれまた数十円ほど 高くなったからと言って、文句は言っても払えないわけでもない。 この数十円分が生活に直撃しているのが、今日暴動を起こした労働者階級の人たち。 命を懸けて必死に働いても、賃金は上がらない。 牛乳もお肉も買えない・・・・・・、では報われないでしょう。 物価が上がって生活が苦しいから、なんとかお給料を上げてほしい・・・・、 と、メイドさんに泣きつかれた日本人家庭の話も聞きました。 そんな人たちに今日午後暴動が沈静化してから 次々に手錠や手縄がかけられていく姿がテレビで中継されていたのを、 ほんとうに切なくやり切れない思いで見ていました。 ほんとうは、そういう問題じゃないのに。 さて、今から車で夫を会社に迎えに行ってきます。 今日は私が昼間使いたかったので、車は家にあります。 こんな中、出てくるのはやめた方がいい、と、夫は言うけれども、 こんな中、タクシーで帰ってくる方が、よっぽど危険だと私は思うので。 今日、暴動があった道は通らないようにして、気をつけて行ってきます。 只今2月13日午後8時前。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[メキシコ・パナマ ニュースその他] カテゴリの最新記事
|
|