市内各地で小競り合いが続いている(らしい)パナマシティの暴動について、
今日の大使館情報です。
☆情報トピックス 治安情報(抗議デモ)
治安情報:建設労働者組合(SUNTRACS)を中心とする抗議行動について12日のコロン市での建設労働者死亡事件を発端に13日からパナマ市内等において、建設労働者組合(SUNTRACS)が市内数カ所で投石、道路封鎖等激しい抗議行動を行っています。
本日(15日)も朝6時30分頃より、ビア・イタリア(ホテル・パイティージャ・イン、ウイストン・チャーチル通り周辺)、アベニーダ・バルボア(ウラカ公園付近)、トランシスミカ(サンミゲリート、パナマ大学周辺)などで建設労働者が木材、古タイヤに火を付けるなどの道路封鎖、治安部隊への投石などの暴力的抗議行動を行いました。それに対し国家警察機動隊は事態の収拾を図り、本日280名を逮捕、これまでに780人を超える労働者を逮捕しています。
本日、国民擁護庁にて政府(労働省)、建設業者及びSUNTRACSの3者を交えた話し合いが行われています。今後の動静については未だ不明ですので、しばらくの間、不測の事態に巻き込まれることのないよう、不要な外出は控えるなど十分注意をお願いします。
注:建設労働者組合(SUNTRACS:El Sindicato Unico de Trabajadores de la Construccion y Similares)
1.活動方針
反帝国主義を標榜するFRENADESOの下部組織であり、各種運動の実質的な実行組織としての性格を有しています。
当面の活動の狙いとしては、建設労働者の地位向上、補償制度の改善を全面に掲げつつ、政府の労働行政に反対する活動を行っています。最近では、労働補償制度改革の問題等をめぐり、道路封鎖や集会・デモ等により政府に対する反対運動を行っています。
2.組織・人員
リーダー: ヘナロ・ロペス(GENARO LOPEZ)
: サウル・メンデス(SAUL MENDEZ)
人員規模: 全国の建設労働者で構成されており、構成員はパナマ市内約2万人全国で4万人程度と見られています。
早く沈静化して、落ち着いた日常が戻ってきてほしいです。