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カテゴリ:本
「地雷を踏んだらサヨウナラ」一ノ瀬泰造を読んだ。
![]() 地雷を踏んだらサヨウナラ 俺たちの記憶からは遠い過去になってしまったけれど、ベトナム戦争のさなかに最前線で写真を撮るフリーの報道写真家の日記や手紙を集めたもの。 死と隣り合わせの中で20代の若者に何がそうさせたのか、のんきな日記や手紙の言葉に余計にリアルさを感じる。 バングラデシュ、ベトナム、カンボジアを駆け抜けて、2年後に消息を絶ち、さらに9年後現地に渡った両親によって埋葬された亡骸から本人と確認される。 本当は怖いはず。 なのに時には兵士より勇敢に銃弾が飛び交う場所に出向いて写真を撮る。 クメール・ルージュとともにアンコールワットを撮りたいと言う思いで戦場に向かうその強さはいったい何なのか、何が彼をそこまで動かせたのかを考えさせられる作品。 久しぶりのノンフィクションやったけど、かなり引き込まれた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.07.21 14:12:40
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