写真展に行って来ました。
以前 「京都の達人」として紹介した北奥耕一郎さんの
東京での写真展です。
北奥耕一郎 新春写真展
「京都・風の音」(かぜのね)
2008年1月31日(木)~2月6日(水)
京都の高校時代の友達といっしょに行ってきました。
前回のモノクロームの世界とはまた違う
京都の景色を題材にした北奥さん独特の
雅な世界を堪能しました。
柔和なお人柄は相変わらずで、私たち素人の
ぶしつけな質問にも快く答えて下さいました。
写真の世界も奥深いものだという思いがしました。
「朧月」という作品の前で私はその美しさに身震いがしたのです。
私たちにはおなじみの円山公園の桜を撮ったものですが
その撮影方法を聞いて驚きました。
まず、少しまだ明るさの残る夕方にシャッターを押し
次に少し暗くなってから、また押し…
そして3回目に、月を写す…
月はフィルターと望遠レンズを使って、実際より大きく…
「え~?3回シャッターを?!そんな技法が写真には
あるんですか…知らなかった~」
だからこそ、月が出ているのに空がなんとも言えない
美しい青…
つまり写真は明るい方に感光するからだそうで…
まだ、他の灯りがともらないうちに背景を写しておいて
月の朧を際立たせる…
もしかしたらそのような隠された技法に
私の心が揺さぶられたのでしょうか?
ゾクゾクっとしたのですよ!
最近、私もデジカメを撮るのが楽しくなってきたのですが
北奥さんにヒントを少し教えて頂き、勇気づけられました。
フラメンコの舞台の写真などはぶれているものが
味が出て、面白いって、おっしゃってました。
実は私もそう思ってたんです。なぁんてね~
質問ばかりして、長居をしてしまいました。m(__)m
まだ書店では発売されていない写真集にサインをして頂き、
にこにこ顔で友達とギャラリーを後にしました。
友達とデニーズでコーヒーを何杯もおかわりしながら(笑)
話に花が咲きました。
腰のほうも手の方もだいぶ良くなったようでよかったです。
久しぶりにアートに浸れたし、
友達ともたくさん話ができて、楽しかったです。