胆沢ダムと石淵ダム (焼石連峰ビーチライン その2)
「焼石連峰ビーチライン」(国道397号線 東成瀬村~奥州市胆沢区)のドライブは、山を駆け下り岩手側のゲートを過ぎて、「つぶ沼」というところまでやってきました。ここにはキャンプ場があります。2010年に走った時には、国道から少しだけ逸れたキャンプ場で行き止まりでしたが、その先が開通し、しかも小規模な園地ができたとネットで見たので、入って行ってみました。つぶ沼のところには「全面通行止」と書いてあったが、確か情報では「開通した」とあったはず…。3~5分程度走り、やがて道は真新しい舗装に。そして、ダム湖に新しく架けられた長く高い橋を1本渡ると、それはありました(道路の件、続き最後に)。焼石連峰ビーチライン 5 posted by (C)Traveler Kazu 弘法の枕石弘法大師が旅の途中、仙北(秋田)へ通り抜けようとしたところ、「今は危ない」と引き留められこの岩の上で一夜を明かしたという言い伝えがある岩だそうです。1953年に完成した「石淵ダム」のダム湖「石淵湖」に水没し忘れ去られていたそうですが、「胆沢ダム」の建設に伴い「石淵湖」の水位を下げたところ再び姿を現したということです。そして、地元の要望でダム湖から引き揚げられ、この場所に改めて鎮座することとなったそうです(2つのダムの関係は後ほど)。焼石連峰ビーチライン 6 posted by (C)Traveler Kazu 同じく湖底から引き揚げられたであろう数体の地蔵や石碑も一緒に安置されています。そして、除幕式では地元伝承の舞が奉納されたということです。(「胆沢まるごと案内所」さんのブログ2012-10-08)伝承を大切にする地元の意向を取り入れた整備計画は、他でも見習って頂きたいと思いますね。焼石連峰ビーチライン 7 posted by (C)Traveler Kazu 再び橋を渡って若干戻ったところで撮影したこの写真が、「2つのダム」の関係を表す写真です。水面にわずかに顔を出している堤防のように見える物体が、旧「石淵ダム」の堤体。橋脚が立っているように切れ込みが入っている部分が洪水吐であった部分です。その奥に立ちはだかるように聳え立っている物体が、今年中に完工する「胆沢ダム」の堤体です。「石淵ダム」は日本で初めて着工されたロックフィルダムでしたが、もともと灌漑を目的としたダムだったため容量が小さく、頻繁に浸水被害が起こる一関地域の洪水対策を兼ねて、すぐ下流に「胆沢ダム」が計画されました。ちなみに、ある大物政治家の地元であることは皆さんよくご存じのことと思いますところで、この園地に至る市道ですが、入口には全面通行止の看板が立っていましたが、やはりそれは「立たせっぱなし」だっただけで、「開通」しているようです。(胆沢まるごと案内所ブログ「秋空の下 弘法の枕石へ」)この記事によると、この園地は「下嵐江展望広場」という名称のようです。なお、下嵐江展望広場の先端にバリケードが設置されガードマンが立哨しております。さて最後に温泉に立ち寄りました。以下、次回。【送料無料】 平泉への道 国府多賀城・胆沢鎮守府・平泉藤原氏 / 工藤雅樹 【単行本】価格:2,940円(税込、送料込)【送料無料】僕たちの渓流フィ-ルド(青森・秋田・岩手) [ つり人社 ]価格:1,680円(税込、送料込)岩手県産ピーマン使用!自慢のうどんセット小山製麺熟成とろろうどん・ピーマンうどんセット ギ...価格:1,260円(税込、送料別)