[食に関するオススメ映画]の記事一覧 | レストランをプロデュース

ワインを片手に映画鑑賞　「ＳＩＤＥＷＡＹＳ」

ワイン好き必見の映画　SIDEWAYS。遅ればせながら、やっと見ました。最愛の女性とは離婚、小説家志望なのに出版の目処はない、人生を悲観する国語教師マイルスと、大学時代からの悪友で元売れっ子俳優ジャック。ジャックが独身最後とあって二人は、バチュラー旅行？ならぬワイン＆ゴルフ三昧の旅に出ます。ちょっぴり下品な下ネタも出てきますが、「人生は極上のワインのように、そのピークを迎える日まで日ごとに熟成し、複雑味を増す。それからはゆっくりと坂を下っていくが、ピークを過ぎた味わいも捨てがたい・・。」とのキャッチ通り、コメディタッチながら、オトナ向け恋愛＆人生を考えさせるストーリーとなっています。撮影は、SanfordやFoxenなどのワイナリーで行われ、画面には何本ものサンタバーバラ産ワインが登場します。“中年のおじさん二人で１週間も何するの！？”と思ってしましたが、美しいカルフォルニアを南下し、ワイナリーを周る様子はため息もの。思わずワインをがぶ飲みしたくなってしまいます。ところが、ジャックの遊び収めのナンパ計画によって目的はワインから違う方向へ・・。ただそのおかげで、マイルスは旅の途中で出会った美人で聡明でワイン通の女性マヤに出会い心惹かれていきます。しかしマイナス思考の彼はなかなか一歩踏み出せない。ここぞ！という場面でも彼女にアタックしなかったマイルスに、ばか者と叫びたかった私デス。ただ、自分の人生を見つめ直していく中で最後はハッピーエンド・・かな？陰気で後ろ向きなマイルスですが、ピノ好きでかなりのワイン通。ジャックにワイナリーや地元の店を案内する中で、ティスティングから醸造過程までたくさんの薀蓄を披露してくれるところも見所です。とにかく見終わった後はワインを飲まずにはいられません！これからお家で見る方は手元にＣＡワインを用意して鑑賞しましょう（笑）ワイナリーツアーしたいです！今年の秋にはどこかへ行きたい。ＣＡも良いけど、イタリアでワインの試飲会も捨てがたい・・と、お店があってそれどころじゃなかった・・。「人気ブログランキング」に参加してます。皆さまの暖かい応援クリックで開店までの元気をくださーい

食生活を見直したい人に「スーパーサイズ・ミー」

思わず食生活を見直したくなる映画「スーパーサイズ・ミー」が最近ＤＶＤ化したので改めてご紹介。陽気なテーマソングとは違って、「華氏９１１」に近い？ドキュメンタリーです。2002年11月、モーガン・スパーロック監督は、肥満症に悩む若い女性２人が“肥満になったのはハンバーガーが原因”としてマクドナルド社に訴訟を起こしたニュースを見て奮起。消費者側とファーストフード側のどちらに問題があるかを自分で証明するため、まさに体を張って命を懸けてマクドナルド浸けの一ヶ月を送ります。自ら決めた４つの厳しいクレージーなルールがこれ（苦笑）【ルール１】ファーストフード店内に存在するものしかオーダーしてはならない(水も含む)　【ルール２】スーパーサイズを勧められたら、断らない【ルール３】全てのメニューを必ず一度は食べる【ルール４】朝・昼・夜の３食全て残さずに食べなくてはならない考えただけでも吐き気が・・・。Oops, excuse me.食べ始めて数日後の嫌悪感を通り過ぎると、逆に食べないと気分が悪くなるマック中毒が発症。この実験には内科医や心臓科医など５人の医師・栄養士が健康管理にあたりますが、最初はたかがジャンクフードと高をくくっていた医師たちも、あまりの体重増加と、肝臓などの数値の変化に驚き、２０日も過ぎた頃には、もう実験はやめた方がいいとか、何かあったら救急車を呼びなさいとまで心配するようになるのは衝撃的です。またマック以外のジャンクフードとして、まだ自己管理のできない子供達が毎日食べる給食についても取り上げられますが、恐ろしく偏り、カロリーオーバーしたメニュー構成には唖然としてしまいます。そして、学生時代にそういう食生活をしていたことのある自分自身もカナリ恐ろしいんですが・・。消費者の意識、階級、学校と業者の癒着、食品業界の思惑・・など問題はさまざまですが、先ずはモーガン監督の体当たりの実証をムダにすることなく己の食生活を見直したいと思うのでありました☆とはいえ、フレンチフライとか、オニオンリングってたま～に食べたくなるんですよね（苦笑）「人気ブログランキング」に参加してます。皆さまの暖かい応援クリックで開店までの元気を下さ～い

ディナーラッシュ

最近、ＤＶＤで見た「ディナーラッシュ」は、もっと地味な映画かと思ったら、スタイリッシュでアップテンポ。期待以上でオススメです。飲食店経営の勉強にもなりますよ。舞台はこれまたおしゃれエリアのニューヨーク、トライベッカ。実在する“ジジーノ”が舞台となってます。一晩に300人の著名人が訪れるというレストランは、シェフである息子ウイードが、イタリアンの枠を超えた？斬新な料理を提供し毎晩大賑わいで大成功。とはいえ経営者である父親は、亡き妻が始めたオーソドックスなイタリアンスタイルに戻したいとの思いから、二人は度々衝突。このウイードがかなりのイケメンなんだけど、我侭坊やのように、パパに「いつ店をくれるんだよ～！」と言ってキレてるかと思えば、戦場状態の厨房ではテキパキと指示。食材や調味料は全て定位置にないと怒りまくるし、シェフ長への口答えは“イエス”か“ノー”か“ドント・ノー”だけだ！とバッサリ。プロを感じて気持ちいいです。接客においては、有名料理評論家と寝てしまったり・・と手段を選ばないずる賢い面も見えますが、お料理の表現もとても素敵で、思わずよだれが出てしまいます（笑）また、ストーリーに欠かせないのは、ウイードのアシスタントシェフ、ダンカン。摩っても摩ってもまた賭けるどうしようもないギャンブル好きだけど料理はお上手。パパのお気に入りです。そこに繁盛しているレストランを陰で乗っ取ろうとするマフィアが出てきて殺人事件が起こったり。個性的なアーティスト達がいたり。ただ、そんな騒がしいお店をじっと静かに見守り、影で動いてるのは経営者のパパ。レストランに来る人々が、皆パパのテーブルに挨拶に行くのですが、彼がどれだけ信頼されてるかがよくわかります。そして、何だかんだ言っても息子やダンカンに、一番良かれと思うことを考えてること、そして店を守るために、何をするべきかわかっていること・・。器の大きさを感じます。やはり経営者はこうでなきゃないけませんね。パパを目指して！？ガンバリマス。実は、思いがけず私の好きなジョン・コルベット（SEX & THE CITYのエイダン役）も出演してました～！！スーツ姿も素敵です～♪「人気ブログランキング」に参加してます。開店まで約３ヶ月！？応援クリックお願いします