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カテゴリ:上田
11月の末の話です。
遠くへ行けないから 『一度くらい地元の高級旅館に泊まろうプロジェクト』 実施しました。 金曜の夜に泊まって、土曜自宅に戻るという慌ただしいが楽しい企画。 上田市には「別所温泉」があります。 毎年初詣に行く「北向観音」もここにありますが 上田市民にとっては日帰りの場所。 自宅から20分もあれば着くので宿泊する候補には上がったことがありません。 が、かなり良い旅館がいくつかあると噂で聞いてはいました。 行かない前提で聞いてるので宿の名前もうろ覚えで この度やっと検索してたどり着きました「花屋」に。 花屋。 泊まります、花屋に。 チェックインしたのは会社が終わってからなので夕方。 サロンから見るこの景色がまるでダークファンタジーの幕開けのようでゾワゾワした。 お部屋に案内される。 今回はコロナを用心して離れの個室に宿泊、 そして人生初めての温泉付きの部屋です。 かなり入り組んだ造りの宿なので離れもいくつかあるのだが 温泉付きは数部屋しかない。 温泉のない「天井画が素敵な部屋」も捨てがたかったが 温泉付きの方を選んだ。 部屋は入った瞬間にほんのり温泉の香りがした。 夕食前に露天と内湯に浸かる。 宿は満室ではないそうで、露天に1人先客があった以外は 誰もおらず 内湯は貸切のようだった。嬉しい。 離れの食事は部屋食。コロナ禍には嬉しい。 配膳する方との距離も保ちつつ、お互い気をつつ供された。 地酒頂きますよ。花屋オリジナルぐい呑みで。 ご飯は1人ずつお櫃に入っている。炊き上がりが違う。美味しい。 部屋の温泉にはそれはそれは何度も入った。 湯船に温泉が流れ続けているという幸せ。 夜中、急にざあっとした雨の音で起きる。 読みかけの小説の続きを読むと、小説の中でも雨が降った。 こっちも雨か〜 と思いつつ 急に そうだ、 雨音を聞きながら温泉に浸かろうと思い立ち、風呂場へゴー。 いつ入っても、温泉で風呂桶が満たされている。淵までなみなみと。 もう一度言おう。 湯船に温泉が流れ続けているという幸せ。 翌日はご飯、くつろぎ、朝湯に入って、そしてチェックアウト。 そのあと館内を案内してもらうツアー付きの宿泊だったので 国の文化財に指定されたという部屋を色々見学させてもらいます。 素敵な細工の障子とか 広縁とか そして天井画の美しい部屋も見学。 二階に部屋があるので広縁からの景色が良かった。 いろんな部屋に入れたことでいろんな部屋に泊まった気分を 味わえる…ような気がする。 次はここに泊まりたい、などと無い予定が脳を駆け巡る。 そして2つある食堂を見学し、 最後にコーヒーをいただく。 これにてツアーは終了。 見学ツアーはチェックアウト後なので もう誰も居ない宿を歩き回るだけでも楽しい体験だった。 上田の美しい宿の泊まれて良かったな。 素晴らしかったが「また来るか?」と聞かれたら 多分来ないと思う 何故なら ご近所にしては旅費が高過ぎる! 今回は私の誕生日の前倒しという名目で来ることになったので こんな機会でも無ければ奮発しなかった よ。 機会があればまた来たい、 でもこんな風に綺麗な宿が日本にはまだまだあるんだろうなと思うと 次はそっちに行ってみたいなと思うのです。 コロナ禍を過ぎ また人が自由に遠くへ行ける日が来たら そこへ行こう。 HOME お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/02/25 04:22:10 PM
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