回路シミュレーター(3)
以前、CQ出版社の回路シミュレーターを紹介したが、そこで真空管モデルを提供していた中林氏が真空管アンプシミュレーターの決定版を出版されたらしいので、早速注文してみた。技術評論社から出ている「真空管アンプのしくみと基本」という本である。 あくまで書籍であるが、回路シミュレーターTINA7が付属し、氏の製作による真空管モデルは200種以上、なんと6RA8や6GB8まで揃っている。それでいて価格はたったの2,980円(税別)である。中林氏による真空管アンプの解説もなかなか分かりやすい。まだ少し動かしてみただけだが、ソフトもCQ出版社のものより使いやすそうだ。今後、真空管アンプ設計者には必須のアイテムとなる予感がする。