グラフィックイコライザーによる音場補正(2)
テクニクスのグライコの特性を測ってみると、フラットポジションではフラットで広帯域なのだが、少し変化させた(±3dB)だけでずいぶん高域特性が悪化することがわかった。隣のチャンネルとのつながりも悪くでこぼこの特性になってしまう。やはりグライコの買い換えが必要なことがわかった。 しかし、アキュフェーズのDG-38やDG-28は中古でも高価である。そこで、ステレオサウンド誌168号に5万円台の安い製品が紹介されていたのを思い出した。ベリンガーのDEQ2496である。何と自動音場補正も付いているし、スペアナやリミッター機能まであるという。サンプリング96kHzのアナログインターフェースも付いているということなので、アキュフェーズのDG-28よりも良いではないか。 早速サウンドハウスに値段を聞いてみると、マイクと合わせても42,000円で買えると言うではないか。勇んで注文しようとしたら、注文が多すぎてメーカー在庫切れのため、入手できるのは何ヶ月先になるかわからないとのこと…。みんな考えることは同じですな。というわけで、グライコ導入計画は水泡に帰した次第である。