スノーシューの旅
日光スノーシューの旅(その2)_story(2291) 2011.3.16
2011.3.11の東北関東大震災の影響で、福島原発が危機的な状態に陥っている。最悪のシナリオ(最悪の事態でも原子爆弾のような核爆発ではなく、核放散という事態。チェルノブイリ事故(過度の圧力上昇、水素爆発、全ての容器の破裂)と比較し、制御棒と冷却手段により軽度にはなるというが)と、現状とのギャップなどを数値でも示してもらいたいものである。
制御不能の後、何が待ち構えているのかも適格な情報が欲しい。水が要であるが、これが間に合わなかった場合、どうなるのか。
今どれほど危険か、安定状態までには後どれくらいかかるのか。10年か10日か、現場で危険を顧みず作業している人は今どうなっているのか、その被ばくは。
国民はこれらの人にも激励を送りたいのである。国民はかたずをのんで情報を待っているのに、同じことを何時間もしゃべる。キャスターの想像ではなく、国際原子力機関(International Atomic Energy Agency: IAEA)からの正確なコメントが欲しい。
半径600kmくらいにどういう影響が出ているのか。そういうデータも欲しい。全世界が注目する中、一刻も早い事態の鎮静化が望まれる。
さて、明朝は被災地は氷点下5℃くらいの寒さで、真冬並みということだ。灯油などが不足している。
日光の朝は氷点下5度。霧降大橋での水墨スケッチでは絵筆が滑らず、シャーベット状となり、サラサラと画用紙上を滑り落ちていく。描いている手も5秒ともたない。交互におへそに触れさせ暖を取らなければならない。
薄い手袋も何の役にもたたない。
被災地に思いを馳せると、すさまじいばかりの過酷さに身をつまされる。
大谷川(だいやがわ)に架かる霧降大橋から男体山 朝6:30の光景
picture1:Nantaizan Mt. from Kirifuri-Ohashi-Bridge,Daia-river,Tochigi-Pref.Japan
中央左が男体山
右が大真名子山(おおまなごやま 2375.4m)、
小真名子山(こまなごやま 2,322.9m)
橋は稲荷川橋。
川は大谷川(だいやがわ)から稲荷川に名前を変え、
大真名子山(おおまなごやま 2375.4m)と
小真名子山(こまなごやま 2,322.9m)と峠への山裾に立ち上がり、源流となる。
急峻な川であるため治水工事が行われている。
橋の上に見えるのは輪王寺山門の工事用の覆い。
この左上に日光東照宮と二荒山神社がある。
徒然の記 日光砂防事務所管内の砂防堰堤
この橋(稲荷川橋)の上にはたくさんの防砂堰堤がある。
H14.8.21・・釜ツ沢(かまつさわ)砂防堰堤など7件
H15.1.31・・方等(ほうとう)上流砂防堰堤など4件
が国の登録有形文化財に登録された。
世界文化遺産を守るとともに大切な自然環境保護にも寄与している。
Picture1(sketch-direction 300° am6:25 Sketch point: Kirifuri-Ohashi-Bridge,Daia-river,Tochigi-Pref.Japan GPS 36.750289,139.619536(°)(36°45'1.04" N,139°37'10.33" E)標高541m
Google Earthを楽しむ方法
Blogに掲載されている画像はすべて場所名、方位、時刻、GPS情報と標高を付けています。このうち、Google Earthに
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