テーマ:旅のあれこれ(10090)
カテゴリ:ヨーロッパ
イギリスに行くかもしれないということで、イギリス関連の情報を収集しています。
その中で、ユーロスターのロンドン発着駅の変更されるというのを見つけました。 現在ロンドン発着は、ウォータールー・インターナショナル駅。空港並みのチェックイン体制だとか。 その発着駅が、今年11月14日から、セント・パンクラス・インターナショナル駅に変更されるのだそうです。 ご存知のように、ロンドンにはターミナル駅がたくさんあり、行き先方面別に駅が異なっています。 どうでもいい話とも思いましたが、なぜ南からの列車を受け入れる形のウォータールー駅から、北からの列車の発着駅に見えるセント・パンクラスに変更になるのか、気になったので調べてみました。 ユーロスターは、パリ-ロンドン他を結ぶ300km/hの高速鉄道です。 フランスSNCFの誇るTGVの発展形でしょうか。 そのユーロスター。 フランス国内では、パリの北駅を出てしばらくの区間を除いては、300km/hで疾走。 英仏海峡のユーロトンネルでは、160km/hで走る。 イギリス国内に入ると、サウスフリートまでは300km/h。 そこからロンドンまで39kmが最高速で160km/hらしい。 実は、イギリス南部の鉄道は、パンタグラフを使った架線からの集電ではなく、レールの横に設置された第三軌条からの集電方式らしい。 つまり、地下鉄でよく見られる、線路の横にもう一つレールの大きいのがあって、そこから電気を取る方式。 ・・・踏み切りもあるらしいが、どうやって電気を取るのでしょう。 踏み切り区間は電気を取らずに惰性で走るのかな? そうしないと、みな感電して大変なことになりますね。 この区間はパンタグラフは必要なくて(とじてあって)、第三軌条から電気を取るための足みたいなものが列車下部から横に出てるということになるのでしょう。 (切り替え区間において、走行中に切り替えるようです) いわゆる、パンタグラフのないユーロスター!です。 逆に言うと、この方式で160km/hも出せるということは、驚くべきということでしょうか。 日本では、第三軌条方式での最高速はもっとも速いものでも95km/hだそうです。 もともと、ユーロスター開業当時は、イギリス国内はすべてこの第三軌条方式だったみたいで、 パリ-ロンドン 2時間50分。 そして、現在のように、ユーロトンネル-サウスフリート架線方式になってからは、 パリ-ロンドン 2時間35分。 11月14日からは、ロンドンまで架線方式となり、 パリ-ロンドン 2時間15分 となるとのこと。 イギリスの列車は遅れることが当たり前のようですが、ユーロスターも在来線の遅れの影響をよく受けるそうです。 新線ができると、速くなるだけではなくて、列車の遅れも減るのかもしれませんね(?)。 線路の規格もフランスのものに合わせたものになるとか。 イギリスの鉄道は古い歴史を持つだけに、集電方式をとっても、いろいろあっと驚くようなことが残っているんですね。 そうそう、最初の話に戻ります。 この新線開業と共に、ユーロスターの発着駅も変わるようです。 それが、セント・パンクラス駅。 選定の経緯はしりませんが、新線建設となれば、どこを通すのが最適か討議されたのでしょう。 乗る機会がめぐってくるかどうかは分かりませんが、乗ってみたい列車ではあります ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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