カテゴリ:国内外問題
Yahooニュース等によれば、
菅首相は、1日、アフガニスタンにいる日本人らの自衛隊機による退避作戦を、「今回のオペレーションの最大の目標というのは、邦人を保護することでありました。そういう意味では、良かったというふうに思っています」と総括した、そうだ。 しかし、実際に出国できたのは、日本人1人だけで、約500人もの現地スタッフなどは、残されたままである。 現地の職員の人たちは、命の危険が高まっていると、早期に国外退避を訴えている。 日本政府は、彼らを国外退避させると約束しながら、まだ果たしていないのである。 しかも、大使館の日本人は、現地職員を置き去りにして、先に出国してしまっている。 どこかの国で、学生たちを乗せた船が沈没しようとしているときに、真っ先に逃げた船長をも彷彿させるものがある。 日本人の美徳というものももはや過去のものになったのか。 先に逃げる前に、彼らの救出を一日でも早く行う段取りをこそ懸命に取り組めなかったのか。 大使館の人々にもおそらく言い分はあるだろう。 その状況は過酷だろう。 それだけに、先手先手でものごとを進められなかったのだろうか。 韓国などでは、全員脱出させたとも聞く。 たとえ、やむなく先にでることになったとしても、全員脱出させるまでは残る、くらいのギリギリまで粘る気概はほしかった。 また、自衛隊にも足かせが多すぎる。 自衛隊に、あまりに制限をかけすぎると、動きがどんどん遅くなる。 平和ボケしすぎて、自衛隊に制限をかけないと悪いことをする、と発想するサヨク的思考が強かった日本の負の遺産か。 多少は解消されてきたといっても、今でもまだ根強く残っている。 一刻を争うときは、素早い行動を起こす体制が必要だ。 もはや、70年以上前とは、世界情勢も日本の置かれた状況も大きく変わっているのだ。 バイデン氏は、「自分で国を守る気のない国を守るために、米国の若者の命を落とさせるわけにはいかない」という趣旨の発言をしていたように思う。 そうであるなら、尖閣などでも、自衛隊が率先して動かなければ米軍も動かない、ということになるだろう。 このようなメッセージが発せられれば、隣国の動きはますます活発となることだろう。 単に尖閣のことだけではない。 台湾、尖閣、沖縄と、着々と隣国の射程に入っている。 日本のリーダーたちは、日本人を護る気概と、少なくともアジア地域でのリーダーになる気概が必要だ。 そうでなければ、日本という国の存亡にもかかわる事態となりかねない。 日本は変わるべき時が来ている。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.09.02 23:20:20
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