党首にインタビューというNHKの番組で、自民党総裁の小泉氏は郵政さえ民営化されれば、そこからいろんな改革が進むというようなことを言ってました。その中身は、公務員が削減されるから、税金の無駄遣いがなくなる、というような?ことでした。
『公務員が削減される』なら、どんな公務員でも、ただ少なくなればいいってものじゃないと思うのですが・・公務員がなぜ必要か、それは儲かることを前提にしたら民間では絶対やらないことでも、公共の福祉のためにはやらなければならないこともある、からではないでしょうか。過疎地の郵便事業のことを心配するのは無理からぬこととも思えます。
公務員削減と言えばみんなが賛成するはずだ、と言わんばかりの言い方もおかしい。一般的に公務員といっても、生活になくてはならない分野を担ってくれている現業の方々も多いです。医療や保育、教育、郵政etc。そういう方々を削減するということは、即,当然我々が受けるサービスの低下を招きます。庶民が賛成するのは、高給取りの上級公務員や、天下りを削減する、あるいはなくす、というようなことではありませんか?税金の無駄遣いをなくすには一番手っ取り早い方法ではないでしょうか。これができないで、何の改革ができるのか?と逆に言いたい。
『改革』をしてきたと豪語する中身が特殊法人の名前を変えただけ、ということにも本当の改革のやる気のなさが伝わってきます。お金持ちのための改革にはなっているかもしれませんが。働くものには厳しい生活を強いるものになっていくばかり、という感じがしてなりません。