出光美術館で感動した展覧会が1993年に開催された「ムンク展 ザ・フリーズ・オブ・ライフ-愛と死」でした。
それまでムンクはあの「叫び」と少し暗い感じの絵で、そんなの好きな作家ではなかったのですが、当時話題になっていて、気になり、丁度仕事で近くに行った時、観て、すごく打たれて、その後もう一度観に行きました。
どうよかったかは、今書けませんが、作品展はこのように、一人の作家を丁寧に飾って、じっくり観るものだと、その時思いました。
その展覧会の関係で、オスロのムンク美術館から、毎年3作品が一年間の期間出光美術館に貸し出されています。
現在は1910年以降の作品3点「頬杖をつく自画像」「波」「大きな犬と小さな犬」が選ばれ、来年8月末まで公開展示されています。
その「大きな犬と小さな犬」。
黒い大きな犬を見て、ムクを思い出します。
犬はどういうわけか、どこか哀れっぽいですね。哀しそうです。
先日は、犬が出ているので、テレビで映画「マリと子犬の物語」を見ました。
その間に、伊豆、東海の地震情報が流れて不気味でした。新潟県中越地震の時に映画ですから。
とにかく、この犬がすごいです。
解説によると「通常、犬を使った撮影は同じ役を演じる犬を複数用意するのに、この映画でマリ(成犬)を演じた犬はこの犬一匹だった」そうで、拍手です。"
それに子役もうまい、そういう意味で感心しました。
地震大丈夫ですかね。