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今年の正月は、テレビ三昧でした。再放送ものでしたがまとめて放送してくれたので、ありがたく見ました。
その分、予定していた、本が読めないでいます。 昨日の午前は、BS特集 シリーズ立花隆 思索紀行 人類はがんを克服できるのか、 第1回は「がん戦争"敗北"の100年 ~人類はがんとどう戦ってきたか~」 「第2回は「生命の謎を秘めたモンスター ~見えてきたがんの正体~」 第3回は「がんとどう生きるのか ~世界の叡智との対話~」、 ちょっと思うところがあり、今年は、がんと取り組む予定にしています。 午後が「落語家 桂枝雀の世界」少しだけのつもりが、結局、昼から夕方5時までてしまいました。 「軒づけ」「天神山」「かぜうどん」「上燗屋」「鉄砲勇助」「宿替え」「こぶ弁慶」「貧乏神」「時うどん」。良く笑え、とても良かったです。 そして、元日から、文楽通し狂言 「義経千本桜」。 これは残念ながら、1月1日の二段目「伏見稲荷の段」と「渡海屋・大物浦の段」 1月3日の四段目「道行初音旅」と「河連法眼館の段」 これは昨年4月に国立文楽劇場開場25周年を記念して上演された文楽の傑作・通し狂言「義経千本桜」を3日間連続で一挙に放送したものです。 すべて丁寧に見たかったのですが、これだけです。 でも感動でした。 いずれも、何か書きたいのですが、今日は、「義経千本桜」の狐が忘れられません。 歌舞伎で猿之助や勘三郎の源九郎狐の舞台を観たことがありますが、文楽の舞台はまた別ものですね。 と言ってもテレビ桟敷ですが。 歌舞伎の場合は裃の忠信が引き抜きで狐の衣装に変わる場面、文楽の場合は人形遣いが人形と狐のぬいぐるみを持ち替えることになります。 それが、すごい。 文楽の人形は3人遣いです。頭(かしら)と右手を遣う主遣い(おもづかい)、左遣い、足遣いの3人で1体の人形を動かします。 忠信が狐に変わるとき、その主遣いの人も自分の衣装も替えるのです(他の人は黒子ですから、そのままです)。 狐火が入った白っぽい衣装から、薄桜色の着物へと。 つまり、アッという間に、人形の持ち替えと衣装の早変わりとが同時に行われるのです。 そしてラストは、人形遣いごと宙乗りになり、河連法眼館がセリ下がり、吉野の桜が現れ、その上へ、空へ向かって上って行って、幕です。 人形遣いの方と一緒に上る、圧巻です。 かわいい狐の仕草も、目に焼き付いています。 今回は、副音声の解説付きで見て、勉強になりました。 今度は、本物をぜひ観に行きたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.01.03 19:52:27
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