![ユリノキの木肌](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/63/0000466463/76/img6b8a6294zikdzj.jpeg)
林試の森のユリノキの木肌です。整然としていてキレイだなと思いました。
昨年、銀座で作るハチミツの話を聞いた時、ソメイヨシノから出来たハチミツと、ユリノキから出来たハチミツを賞味させてもらいました。
ユリノキのハチミツは、良質ということで有名なのだ、ということも知りました。
そして、ソメイヨシノが散ったあと、皇居近くのユリノキからハチが蜜を運んでくるということで、どこにあるのだろうと思ったら、身近にありました。
地下鉄四ッ谷の駅の前から迎賓館へ向かう街路樹がユリノキでした。
ユリノキは、5月から6月にかけ、直径5~6cmの結構大きいチューリップ、あるいはユリの花に似た黄緑色の花が咲きます。そして、その花からこうした名前が来ているのですが、高い梢の上に咲き、色的にあまりめだたないので、あまり気がつきません。
落ちているのを見たことがありますが、ユリノキと知りませんでした。
そのころ興味を持っていなかったのです。
ハチミツ賞味以後はユリノキ、興味をもって見上げるようになりました。
![四ッ谷から迎賓館へユリノキの街路樹](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/63/0000466463/78/imged0349a3zik2zj.jpeg)
<ユリノキ>
北アメリカ中部原産。日本には、明治時代初期に渡来しました。
成長が速く、街路樹・庭木・公園樹・蜜源植物として利用されます。
期は5~6月頃。鐘形で、枝先に直径6cmくらいでチューリップに似た形の、付け根近くにオレンジの斑紋のある淡い黄緑色の花を咲かせる。
葉は薄くて硬く、先端が2つに分かれています。
葉の形を半纏(はんてん)に見立て、「ハンテンボク」といったりもするようです。
名前で言えば、花の形から、「チューリップノキ」という別名もあります。