一昨年前は日本橋七福神、昨年は港七福神、そして今年の七福神めぐりは東海道の品川宿を中心にした東海七福神を歩きました。
品川は平安朝の時代よりその地名があり,鎌倉,室町時代には江戸湾の重要な港として,栄えてきました。 徳川家康が江戸に入った時、品川は東海道の第一の宿駅となりました。
沿道には由緒ある社寺が多くあります。
昭和7年に品川が大東京に編入された記念として東海七福新詣を定められました
今日は、歩いたコースを記しておきます。
<品川神社~養願寺・一心寺~荏原神社~品川寺~天祖諏訪神社~磐井神社>
山手線で品川に出て、京浜急行の新馬場駅で下車。向かいの品川神社から歩きました。
大黒天を祀る品川神社は、文治3年(1187)、源頼朝が海上の交通安全と祈願成就の守護神として安房国洲崎明神を勧請し、品川大明神と称したのがはじまりとされています。
江戸時代には北品川稲荷社と称されました。
男坂を上るその左手に大きな富士塚があります。この冨士塚はりっぱです。
品川神社の前の信号を渡り,そのまま大通りと直角にすすむと、旧東海道に出ます。
ここから、ずっと旧東海道の道です。
品川東海七福神の養願寺(布袋尊)と一心寺(寿老人)は旧品川宿の中にあり、荏原神社(恵比須)は目黒川沿い、品川寺(毘沙門天)は京急本線の青物横丁駅裏の旧東海道にあります。
荏原神社は、和銅2年(709)の創建で、古くは貴布院大明神、天王社と称し東海道品川宿の総鎮守でした。
品川寺は大同年間(806~810)創建の品川で最も古い寺で、江戸六地蔵の第一番があります。
天祖諏訪神社(福禄寿)には、木造の福禄寿が飾ってあって、さわってくださいになっていました。
旧東海道から第一京浜を進み、磐井神社(弁財天)へ。
磐井神社(弁財天)は、延喜式に伝わる古社で、祭神に岩清水八幡を勧請し、鈴ヶ森八幡宮と称されました。