カテゴリ:情報的生活行為
私はアウシュヴィッツと5つの収容所を生きのびナチス・ハンターとなった [ ヨセフ・レフコヴィッチ ] 読了。 本の途中で、序文に戻ったように、 読み進んでいるときに、、この本がどうやって日本語になりこうして出版されて、図書館から借りてくることが出来たか、、とかのイキサツを知りたいという思いが強かった。 主人公は存命で、現在イスラエル在住。一人暮らし。百歳に近い。 サヴァイバー(収容所から生き延びて帰還した方々)も高齢化して、 2年前(2022)で、もう300人ほどになられているそうだ。 後世に伝えなくては、との思いが、晩年になってハッキリして来る、、というのは どのディザスターについても言えることだと思う。 一つの大きなムーブメントとして、想像以上に多くの方々がこの問題に関わっておられるようだ。(だから「シンドラーのリスト」とかの映画も作られるわけだし) 5年間で10万点のドキュメントの精査、といえば、、1年で2万点。すごい仕事量である。 なるほど、、こういう風に集まって、、そしてこんな風に仕事をして、、 そして、、(本が出来上がっていくんだね)、、ここにこの本があるんだね。 と分かる。 最後の最後に、ヨセフさんの近影が、本の裏表紙の内側に掲載されている。 本を読み進む途中、なにかそういう写真(ポートレート)は無いのだろうかとは思ったが、 無かった。最後の最後に、、こんな人(写真)というより、、 こんな顔、の方だ。と、眺めることが出来た。 意外や意外。想像していた語り手さん、とは違った。(あくまでぼちぼちの想像) 第一、収容所にいたときは、彼は思春期もしくは思春期直前のほぼ少年であったのだから。それもある。何度も、自分は小柄だったので、、と述べておられた。ああ、そうか。。そうだったなあ、。と、ミステリーの謎解きのようだった。 その写真を氷山の一角とせよ。ということだろうと思った。 もちろん、中身とて、とてつもなく多くの方々の努力の結晶である。 ユダヤ教という馴染みのない宗教についても、大いに勉強になった。 まずもって、ヨセフさんが敬虔な宗教者であるからして。 (そう言う事々を理解の上読んでね、との記述も後書きにはある) 多くの道しるべがあったなあ、、と感動した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年07月23日 05時57分41秒
コメント(0) | コメントを書く |
|