ピアニストからみたブルー・オーシャン戦略 --Pianist and Blue Ocean Strategy--
私はピアニストではないが、アマチュアピアノ徒然譜読み人として、「ピアニストからみたブルー・オーシャン戦略」について、推論してみたい。ブルー・オーシャン戦略は、このところ結構話題になっているようであるが、あまり知らない方のために、まず、簡単に解説を試みてみたい。まず、世の中には、プルー・オーシャンとレッド・オーシャンの二種類があるらしい。青い海と赤い海。何が違うのかというと、「レッド・オーシャン(赤い海)」・・・競合他社と価格や機能で血みどろの戦いを繰り広げなければならない既存市場「ブルー・オーシャン(青い海)」・・・競争自体がない未開拓の市場ブルーオーシャンは、広くいえば、「いまはまだ生まれていない市場、未知の市場空間すべてをさす。」ということになろうか。。。-- 『ブルー・オーシャン戦略』(ランダムハウス 講談社)という経営書がオリジナル本であるが、概略を記した論文はDHBR(ハーバードビジネスレビュー)1月号にも掲載されている。本の方は、米国でベストセラーになり,各国語に翻訳され,世界100カ国以上で刊行されているとのことである。ちなみに、私は本の方はまだ読んでいない。基本的な内容は、以下のようである。「コスト削減」や「差異化」などを勧めるこれまでの経営書は,どれもレッド・オーシャン(競争の激しい既存市場)で勝つための方法を説いているとし,それとは違うブルー・オーシャンを創造することを提唱し、そのための具体的な方法を解説している。即ち「他社とは違う土俵で(あまり戦わずに)勝つためのブルー・オーシャン戦略」ということである。参考まで、いくつかのキーワード・論点・コメント等気に入っているものを以下に抜粋。--「多くの企業はコスト削減ばかりが必要になるレッド・オーシャンにいることを自分で認識しながら、既存事業との食い合いを過度に恐れて,既存事業以上に利益を生むはずのブルー・オーシャンに踏み出せないままあえいでいる」・・・既存事業との食い合いを過度に恐れるな!!-- 「SWOT分析」などレッド・オーシャン用の分析ツールがよく知られ実際に広く使われていることもレッド・オーシャンに固執することになる一因。既存の経営書を読んで一生懸命勉強すればするほどレッド・オーシャンにはまってしまう。--「人気のないこと」?「好きなこと」という個人の成長戦略とも合致する可能性。のびのび泳げる自分だけの「ブルーオーシャン」を見つけて、オンリーワンになろう!--ブルーオーシャンを生み出す2つの方法1)事例は少ないが、全く新しい事業領域を立ち上げる方法(例:イーベイ)2)既存市場の境界線を押し広げることで創り出す方法--競争は大切であるが、戦略に関するきわめて重要でかつ高収益を生み出すポイントを2つ見逃している。1つは競争がほとんどない青い海を発見することであり、もう1つはその市場を開拓し守っていくことである。--ブルーオーシャン創造ツールとしては、「戦略キャンバス」、「4つのアクション」、「アクション・マトリックス」などがある。戦略キャンバスとは、競争要因を横軸にして、縦軸はそのレベルを表し、そこに、業界内にあるいくつかの戦略グループの特徴を描き出す。競合他社が何に投資し、製品、サービスなど何を売りにしているかなど、どのような現状にあるかを知る。それを元にブルー・オーシャン(競合しない分野を市場とみたてていく)を創造する。4つのアクションとは、ブルー・オーシャンを生み出すために、競争要因に対して、操作する視点。業界の標準に関して、1.取り除くべきものは?、2.思い切り減らずべきものは?、3.大胆に増やすべきものは?、4.付け加えるべきものは?を考えていく。アクション・マトリックスは、4つのアクションを補足する分析手法で、4つの四角を田の字型に置き、それぞれに4つのアクションを並べます。4つのアクションやアクションマトリクスを書いてから、戦略キャンパスを書く方がやりやすいのかもしれませんが、行きつ戻りつしながらつくるのが実態なのではないかと推測する。--わかりやすい日本・アジアの理容市場でブルー・オーシャンを創造した事例としては、日経情報ストラテジーに「QBハウス」(社名キュービーネット)の市場開拓の話が出ている。皆様もご存じですよね。「QBハウス」は顧客の視点からサービス内容を見直し、洗髪や肩もみなどのサービスをやめる一方で、予約の手間を省き、散髪サービスを10分間・1000円で提供するといった形で新たな価値を提供した。日経情報ストラテジーには、QBハウスのビジネス・モデルを上述「戦略キャンバス」なるツールで分析してみせており、顧客視点からのサービス価値を、「価格」「ヘアトリートメント・肩もみ等各種サービス」「衛生」「待ち時間・ヘアカット時間の短縮」「エアウォッシャーシステム」などの項目を立てて曲線で描き、既存の一般理髪店と比較して、既存サービスと異なる曲線が描ければ競争がないブルー・オーシャンを創造できている見本例というわけだ。--さて、前置きが長くなってしまった。ピアニストからみた、ブルー・オーシャン戦略簡単である。たとえば以下を応用すればいいのだろう。・「人気のないこと」?「好きなこと」・のびのび泳げる自分だけの「ブルーオーシャン」、オンリーワンめざす!・事例は少ないが、全く新しい領域を立ち上げる・既存領域の境界線を押し広げることで創り出す結果は以下かな?!・自分が好きでレアな曲のみを演奏する。他のピアニストはまず弾かないような曲。・ピアノをピアノとして弾くのではなく・・・・・、打楽器として使うとか、置物として使うとか・・・・これは、既にやられているような気もする。orz;・ネットのみで演奏するピアニストになる。・ゆっくり練習風景のみを公開するピアニストになる。・電子ピアノによる電子ピアニストなるジャンルを確立する。・電子ピアノ等により、ピアノ曲をピアノ以外の音色で演奏する。・特定の作曲家の全曲演奏、あるいはレアもののみを演奏する。・特定のテーマに沿った曲のみを演奏する。(水の精関連曲、ジャズ風、・・)あげてみて、自分の発想力の貧困さに気付く。大体は、自分でも今までにやってきているではないか・・・・。どなたか極めて、ピアニストのブルーオーシャン戦略論を是非確立していただきたい。結局、ブルーオーシャンを開拓するという競争戦略に巻き込まれ、集中か差別化により、人と異なる特性を出すという戦争になりそうな気がするのだが。海の色は、極めて青く、永遠で広大なものであって欲しいと祈るばかりである。*ピアノ練習* #bfp#bfp#bfp#bfp#bfp#bfp#bfp#bfp#bfp#bfp#bfp#bfpSTRTバッハ・平均律1巻から No.22(P/F)・・・譜読みベートーヴェン・ピアノソナタ第30番・・・・・・・譜読みの譜読みショパン・ショパン プレリュード 1/8/16/24番・・・譜読みカプースチン8つの演奏会用エチュードOp.40より・#2(Reverie)・・・・譜読みから練習・#8(Finale)・・・・譜読み#bfp#bfp#bfp#bfp#bfp#bfp#bfp#bfp#bfp#bfp#bfp#bfpEND・Tyee_Style Blog・・本、楽譜、CD情報等をより具体的に紹介する別サイト・・・・・・・Tyeesのピアノ曲譜読み練習風景(mp3)・・・・--**TTD Things to Do***○確定申告準備株の分のみ作成終了。○「クラーマー友の会懇親会」については、2/7開催。メンバー並びに人数確定。数名で実施予定。出席者の方々には、詳細のご案内をメール済み。全員から、リプライあり。あとは、開催当日を待つのみ。。楽しみです。○Newsウィーン国立歌劇場は2/1、同歌劇場音楽監督、小沢征爾氏(70)が病気療養のため、今年末まで公演を休むと発表。ご本人コメント・・・「主治医の指示に従い、4~5か月の治療と体力回復に専念。3月に予定されている『東京のオペラの森』の『オテロ』公演はできなくなり、大変なご迷惑をかけることになってしまいました。」主治医や日本音楽関係者によると、小沢氏は昨年10月から数回急性気管支炎を起こし、先月、体力の低下や食欲減退が進んだ為ウィーンから帰国、そのまま都内の病院へ入院。額に帯状疱疹ができ、帯状疱疹眼症も併発と診断されており、先週末退院はしたが、今後も通院と静養が必要とのこと。お大事に。。。。アルケミストアルケミスト