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こうして大日本帝国とアメリカ合衆国の軍事同盟は成立した。条約の調印式はハワイのホノルルにて行われ、帝国政府は全権代表として岡田啓介を派遣、アメリカ政府からは同じく全権代表としてルーズベルト大統領の信任厚い国務長官のコーデル・ハルが参加した。
「日米安全保障条約の成立は、太平洋、アジアの安全保障環境に好影響をもたらすでしょう」 アメリカ合衆国国務長官 コーデル・ハル 「日米関係は確かに緊張状態にあった。しかしながら、我々は危機を乗り越え合意に達した。日米両国外交のもたらした外交史上まれに見る成果であると私は自負する」 この新同盟の成立は、否応なく世界の各国を揺るがした。中でも強い反応を示したのは、三国同盟の盟主たるドイツ第三帝国と、アメリカ合衆国と強い関係のあるイギリスである。時のドイツ第三帝国総統アドルフ・ヒトラーは、 ドイツ第三帝国総統 アドルフ・ヒトラー 「日本の行為は我々との同盟を損するものである」 として、日本との同盟解消の動きを見せた。一方のイギリスは直接的な批判こそ避けたものの、 イギリス首相 ウィンストン・L・スペンサー=チャーチル 「現在、欧州において多くの国々が矛を交えている。しかしながら、その蚊帳の外で動き回る賭事の胴元がいるようだ」 と発言し、枢軸国寄りと見られていた日本と同盟を締結したアメリカをなじった。日米同盟がアジアに植民地を抱える欧州列強にとって脅威となり得ることをチャーチルらは予期していたのである。 だが、これを阻止できる国はいなかった。本国から遠く離れたアジアとアメリカでの出来事に手出しできるほど、欧州列強に余裕のある国家は存在しなかったためである。加えて、大日本帝国はアメリカ政府の黙認を得てドイツ第三帝国との極秘交渉に移り、後の大騒動に結びつくことになる。 8月21日 「同盟の成果です」 「アメリカ様大好き! 英語も色々知っているー!」 1942年1月1日 「年が明けました」 「こんなに清々しい年始は久々だ」 「もうやりきった感はありますが。続けるのでしょう?」 「うむ。これからはだいたいやりたい放題だからな」 「それでは、ここまで振り返っていませんでしたが、軍事に関して報告させていただきます」 「そう言えば、全然話題にしてなかったな・・・」 「軍備はアメリカとの同盟交渉が失敗した時のことを見越して海空陸の順に整備していました。 連合艦隊は主力として2つの機動部隊、2つの戦艦部隊を運用しています。 陸上航空戦力は、足の長い戦闘機と陸攻隊の整備を進めています。 陸軍は日中戦争前後に増員された戦力のままでしたが、アメリカとの同盟成立により大陸における戦闘を想定し、機甲戦力の拡充を目指しています。ざっとですが、以上です」 「まぁ、間に工業化をしていたから最速ペース、とは言えないが」 「それで、やりたい放題の我々は何をいたしましょう?」 「日中戦争で目の上のこぶはなくなった。日米同盟で資源の心配をしなくてよくなった。残る身近な脅威を考えれば、選択肢は1つだろう?」 「・・・ソ連ですか」 「ドイツとは日米同盟を認めさせる代わりに対ソ宣戦を進める方向で話を進めている」 「この世界ではノモンハンが発生しておらず、日ソ中立条約が締結されていないんですよね・・・」 「満洲国が傀儡であることがイベント発生条件だからな」 「さすが閣下、後ろ手でデータWikiを開きながら解説とは器用ですね!」 ( ‘д‘)パーン ⊂彡☆))Д´) 「・・・というわけで、対ソ戦の準備だ」 「ヤ、ヤヴオール」 4月20日 「閣下。シベリアの雪がおおかた溶けました」 「ドイツもモスクワを占領して押している。これ以上遅れをとるわけにもいくまい」 「バスに乗り遅れるな、ですね」 「三国同盟フラグ!」 「もう結んでますが・・・」 「まぁ、実際にはソ連分割レースに、となるが」 「また身も蓋もない・・・」 「では・・・全艦全力射撃! スターリンを地獄の業火で焼いてあげなさい!」 「CVが平野◯に変わった!」 続く。 HoI2集 大日本帝国AAR2 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.12.10 10:29:57
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