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1943年1月15日 太平洋ハワイ沖
USS BB-56「ワシントン」艦上 「『ワシントン』にようこそ、岡田首相」 「痛み入ります。かなり快適な居住性ですね・・・我海軍も見習わなくてはなりません」 「最新鋭戦艦ですからね」 「味方にこのような強力な戦艦が加わるとは嬉しい限りです」 「またまタマタマ~。貴国の海軍も精強と聞きます。頼りにしていますよ」 (何か言ってる! 流行ってんのか!?) 「それでは本題に入りましょうか」 「・・・はい。テーマは『枢軸国と連合国のどちらにつくか』ですね」 「どちらにつくにしても、面倒ですね。だが、貴国はドイツと仲がよかった。枢軸国側との共闘を望んでいるのでは?」 「・・・ドイツは今でも友好国であります。ただ、ヒトラーは危険人物であるという認識で大本営閣下と閣僚は一致しております。また、必要以上にドイツの勢力圏が広がるのは我国としても望むところではございません」 「それは、私も同意見です。では、ドイツとのこれ以上の関係強化はあり得ないと?」 「はい」 「ふむ、ではイギリスとの共闘はどうでしょう?」 「・・・残念ながら、独ソ戦の結果から判断して、現在の我国の陸上兵力ではドイツに対抗することは極めて難しいと言わざるを得ません」 「膠着した事態を大きく動かすほどの力はない、ということですか?」 「はい。貴国の兵力も合わせればもしや、という可能性はありますが」 「あ痛たたた。ひどい頭痛がする」 「死亡フラグですよ(・・・この野郎、旧大陸には一切派兵しないつもりか)」 「これはいけない。時代を2年以上先取りしてしまいましたな」 「・・・ドイツの拡大を望んでいないと申しましたが、すでに危険な地域があります」 「・・・インド、ですか」 「そうです。ペルシアが連合国に加わったことで、ドイツにとってみればインドへの道が開けてしまいました」 「アジアにドイツの巨大な植民地が生まれる、と」 「我国としては、ドイツによるインドの吸収を強く危惧しています」 「確かに。インドを押さえられれば、大きな動力源を手に入れられるだけでなく、アジア全域に進出する足場となりますからな」 「そして、今のイギリスにそれを阻止する力はないでしょう」 「座視していればドイツの膨張を防げませんね」 「かと言って、連合国との共闘も厳しい・・・ならば、結論はすでに出ているのでは?」 「・・・つまり、日米同盟は」 「ドイツの膨張を防ぐために、連合国と戦うべきです」 「・・・産業界をなだめるのは大変そうですが」 「お察しします」 「ソビエトの次は連合国の分割レースですか・・・」 「いかに、連合国の富と領土を簒奪できるか・・・」 「・・・やりましょう」 「往くぞ、諸君」 続く。 HoI2集 大日本帝国AAR2 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.12.12 10:09:26
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