カテゴリ:◆ 物理論
■ 相対性理論の一世紀 [ 広瀬立成 ] (1)ムー大陸は、いつ沈んだのか。その大きさ。 私は、直近の氷河期は、南極・北極が、赤道と入れ替わって発生したのではないかと思いますが、予言者のエドガーケーシーなども、そんな風に言っておりました。 このポールシフトの変化は、極地に氷が溜まりすぎて、遠心力で赤道の方へ移動したのではないかと思います。 また、他の小惑星が、極地に衝突するとか、色々、考えられますが、とにかく、赤道と、極地が入れ替わったのではないかと思われるのです。 その為、シベリアは、急激に冷え、赤道の氷は、融け始めて、次第に海面の水位が上昇し始めたのでしょう。 それが、1万年以上、昔の事だったと思います。 やがて、その影響で、ムー大陸が沈み、海面の水位が、さらに上昇し今よりも何メートルも高い位置にまで上昇して行きます。 上昇した水位は諸説ありますが、20メートル以上と言う説が、かなり有力です。 この水位の上昇の事を、縄文海進と言います。 これが、7000年以上昔の事で、その水位の上昇と海の面積の拡大が、日本列島に、黒潮をもたらします。 ムー大陸の、生き残った人々は、世界に散りますが、日本列島へ逃れて来た人たちもいました。 その人々が、関東へ上陸し、海洋・縄文文明を築いていったのでしょう。 さて、今日のテーマは、ムー大陸のおおきさですが、現代の海水面の水位を基準にした場合、縄文海進の最大水位から、現在の水位の平均水位を差し引いたもの、最終的には、その海水の体積が、ムー大陸の体積になるのではないかと思います。 (縄文海進時の、海水面の最大の高さ)-(現代の海水面の高さ)=(水位の差) この、(水位の差)の部分の海水の体積を求めれば、これが、ムー大陸の大きさ(体積)となる訳です。 そう、ムー大陸以外にも、アトランティス大陸と言うものが有りました。 あれは、プラトンの記述にあるくらいですから、ム―大陸の沈没より後ではないかと考えられます。 また、存在した位置が、大西洋だと言う事で、それ程、大きな大陸では無かったのではないでしょうか。 なぜならば、アフリカ大陸と、アメリカ大陸が分離して移動しましたので、その形が、ピッタリ、合致しますから、間に、大きな大陸が存在していた、とも考えにくい訳です。 プラトンの時代の大陸と、現代の大陸とは、定義が違ったのではないでしょうか。 仮に、アトランティス大陸が実在していたとしても、大きな島と言う所でしょう。 あるいは、ムー大陸の事を意味していた、と言う事も考えられるのです。 この他に、陸地が隆起するとか、無名の小島が沈没するとか、色々な要素がありますが、このさい、それらを無視して考える事にします。 それを考えたら、キリがありません。 一生が終わってしまいますので、それは、スーパーコンピュータの活躍に任せる事にします。 ところで、ムー大陸は、なぜ沈んだのでしょう。 この事は、他の記事でも述べたと思いますが、もう一度、説明する事にします。 (2)月は、この様に、地球に衝突した。 月は、かつて、氷の惑星だった。 月は、地球を、水蒸気爆発で飛び立った。 およそ、45億年前、月が地球に追突しました。 それが、なぜ、45億年前であるのが分かるのか、と申しますと、月のクレーターで、一番古いものが、45億年前のものだったと言う事なので、その理論を基準として導いたからです。 月は本来、地球と同じ様に、太陽系の惑星の一つであったと考えられますが、それは、月の形が、綺麗な球体に見えるからです。 これは、無重力の空間で、冷え固まったものであり、惑星などが衝突して飛び散った破片では無い事は明らかです。 では、なぜ、その月が、軌道をはずれて、地球へ衝突し、そして、なぜ、衝突したにも関わらず、その形を維持できたのでしょうか? 月は、ご存じの様に、それ程、大きなものではありません。 月は地球と比較して、大まかに言いますと、直径:1/4、体積:1/50、質量:1/81、重力:1/6です。 つまり、それ程、大きな引力を持たないものだったのですが、それ故、比較的、大きな小惑星が接近したりしますと、その引力の影響を受けやすかったのではないかと思います。 45億年前と申しますと、まだ、太陽系の創世記で、大きな小惑星が、巨大な惑星に吸収されず、宇宙空間に漂っていた時代だったと思われます。 その大きな小惑星が、月に突き刺さるか、あるいは、ツイン惑星の様に、互いを衛星の様にして、不規則な回転をしながら、軌道を逸脱して行ったのではないかと思われます。 いずれにしても、二つが、セットの様になることによって、質量的にも大きくなり、今までの軌道より、おそらく外側にずれて行ったのではないかと考えられます。 また、月は惑星だったので、地球と同じ方向に公転していたのではないかと思いますが、これが、幸いして、地球に正面衝突するのでは無く、ゆっくりとした速度で、追突して行く事になります。 それでも、その当時は、地球には海は無く、月がゆっくりとした速度で追突したと言っても、質量が、隕石などと比べると、格段に大きい為、ぶつかれば、かなりの衝撃があったはずです。 一方、月の方も、なぜ、原型を保てたのでしょうか? その当時の地球は、今の様に、海や大気は無く、不毛の惑星で、地表付近にマグマがあって、まだ、出来上がったばかりの惑星だったと考えられます。 となると、軌道を逸脱した月の方に、小惑星がぶつかっても耐えられる様な構造があったとは考えられないでしょうか。 私は、この事について、色々、考えたのですが、月が、もし氷に覆われていたとしたら・・・。 そう言う考えが、脳裏に浮かんだのです。 (3)私の理論で、ノーベル賞11個分の難問が解ける。 ムー大陸が沈んだのは、その基盤が弱かった事と、プレートの上に在った為。 すると、今、テーマにしている事以外にも、今まで、謎とされていた色々な問題が、次々と、説明可能となって行ったのです。 やはり、氷に覆われた惑星「月」が地球に追突たのです。その逆に、地球が月に追突したとも考えられますが、これは、どちらでも構いません。 私の理論は、この事を問題としてはいないからです。 さて、地球に衝突した月は、氷に覆われていて、それが、卵の殻の様な役割を果たし、中にある月の本体を守りました。 割れた氷の殻は、地球の海となり、月の軌道を狂わせた小惑星は、地球に突き刺さり、地球の最初の大陸となります。 それが、ムー大陸の起源なのです。 このムー大陸、自体は、早期の段階で地球のマグマに吸収されて行きますが、その上に降り積もったチリが、ムー大陸の後を継いで行きます。 それ故、大陸の地盤が弱く、後に、海に沈んで行く原因ともなった、と考えられます。 ムー大陸の存在を否定する理論として、地上の岩石には、アルミが多く、海底にはマグネシュームが多く含まれていると言う事がありますが、ムー大陸の場合、本来、小惑星が起源なので他の大陸とは、組成が違ったはずです。 また、海底のマグネシュームは、この小惑星(ムー大陸)が起源なのかも知れません。 さらに、この元祖、ムー大陸がマグマに吸収された事が、マグマの対流を生み出し、それが、大陸移動説における大陸移動のエネルギーとなって行きます。 ■ 5億年前の地球。ゴンドワナ大陸のシミュレーション また、月そのものは、追突の衝撃で、氷が本体にめり込み、地球の、マグマの温度に反応し、水蒸気爆発を繰り返し、次第に、その穴を拡大して行きました。 それが、月の内部に有る、空洞の起源です。 そして、その水蒸気爆発が繰り返されるうちに、月そのものが、地球から飛び出し地球の衛星となります。 水蒸気爆発ばかりでなく、水素の爆発や、プラズマ、核エネルギーなどの作用もあったのかも知れませんし、空気が無かったので、空気抵抗も無く、月は飛び立ったと考えられます。 現在、地球から見た月には、兎のマークがありますが、それは、月が地球に衝突した時の傷跡と思われます。 逆に、月が地球に衝突した場所が、現在の太平洋であり、深海の始まりとなります。 また、月の衝突により、地球にヒビが入りますが、それが、造山帯の起源となります。 月は衝突前より小さくなりましたが、地球は、逆に大きくなり、大気も発生する様になったのです。 この理論で、次の問題が、一挙に解決できます。 ■ 月の衛星としての起源 ■ 地球の海と陸と大気の起源 ■ 太平洋の起源 ■ 造山帯の起源 ■ マグマの対流の起源 ■ 大陸移動のエネルギーの起源 ■ 月の兎のマークの起源 ■ 月の内部の空洞の起源 ■ ムー大陸の起源 ■ ムー大陸沈没の原因 ■ 縄文海進の原因 ■ 月と地球の、酸素同位体比が、ほぼ、同じである理由( 月の海が、地球の海となた為。) この様に、私の一つの理論から、ムー大陸の沈没ばかりでなく、同時に、これだけの問題が、解決できるのです。 これは、ノーベル賞、12個分の理論と言っても過言ではありません。 ところで、地球の年齢を、200億年と言う人もいれば、1万年と言う人もおります。 いずれにしても、この理論は適用できると思います。 (4)ムー大陸が沈むのに、なぜ45億年近くかかったのか? 月の軌道を狂わせた小惑星、それが、ムー大陸の初期の姿でした。 この二つが、同時に地球に衝突し、その後、月は地球の衛星となりますが、元祖ムー大陸の方は、地球のマグマに吸収されて行きます。 しかし、地球が冷えてマグマが低い位置へ移動するのが速かった為に、一応、安定した大陸となります。 所が、元祖ムー大陸が、マグマに吸収されて行く過程で、温度差や、質の違いから、マントル対流が生まれ、それが大陸移動のエネルギーを生み出して行く事になりますが、ムー大陸は、そのマントルの流れの影響を受け、次第に、太平洋プレートの方へ引き寄せられ、破壊され、遂には沈没する事になったのです。 つまり、大陸移動に時間がかかった、と言う訳です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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