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冬(ふゆ)はぶぬ出(ん)じてぃ (アパートぬ庭ぬハブ。後から来ゃる家族ぬ抜じゃる写真) 温(ぬく)ばあっとおたる昨日(ちぬう)ぬ日曜日(にちゆうび)ぬ事(くとぅ)どぅやいびいる。 してぃみてぃい食(か)でぃ、家(やあ)うてぃ悠々(ゆうゆう)とぅそおたるばす、外(ふか)んじ、幾人(いくにん)がなぬ童声(わらびぐぃい)ぬふしがりやびらんたん。 「ヘビ、ヘビー。ヘビガ居ルヨー」 初(はじ)みに聞(ち)ちゃるばすお、ハブぬ得(い)り物(むん)し遊(あし)どおんでぃ、思(うみ)やい、肝(ちむ)ぬ掛(か)きらんたしが、叫(あ)びい止(や)まやびらんたくとぅ、「ふぃるましむん」でぃ思(うむ)やい、外(ふか)んかい出(ん)じやびたん。 あまないくまない、走(は)あ合(ええ)走合そおたる童ん達やアパートぬ駐車場(くるまとぅみどぅくる)んじ、むさげえとおいびいたん。 あきさみよう!1.2メーターびけんぬ大(ま)ぎハブぬアパートぬ廊下(いいん)なありい、ハブぬ万事(ばんじ)、あがたんかい這(ほ)てぃ行(い)ちゅるとぅくるやいびいたん。 童ん達、退(どぅ)きやがちいなあ、ハブぬ後(あとぅ)追(をぅ)やびたん。ハブお、廊下から庭(なあ)んかい入(い)っち、隣屋敷(とぅないやしち)ぬ壁(くび)んかい上(ぬぶ)てぃ行かんでぃそおいびいたしが、壁え縋(しが)やあ草(ぐさ)ぬ生(み)いとおたる為(たみ)なかいがやら、上いゆうさな、庭んかい落(う)てぃやびたん。 かたがた、傍(すば)んかいあたる庭箒(なあぼうち)取(とぅ)やあに、ハブんかい向(ん)きたれえ、ハブお胴(どぅう)丸(まる)みてぃ、大ぎ口(くち)ん、があ開(ぶら)ち、突(ち)ちち真似(ねえび)さびたん。ハブお自(どぅう)ぬ長(な)さやかや、跳(とぅ)びかかいゆうさんくとぅ、ハブぬ胴長さぬ分(ぶん)、間隔(まどぅ)空(あ)きとおちいねえ、咬(か)まりいる世話(しわ)あ無(ね)えやびらんあい、何(ぬう)ぬ支(ちけえん無えやびらん。やいびいしが、どぅく、間隔空きい強(じゅう)さいねえ、ハブお、「いいばあ」やさんでぃ思(うむ)やあい、逃(ふぃん)んぎてぃ去(は)やびいん。 我(わ)んねえ、ハブぬ突ちち真似さん間隔(まどぅ)取やあに、箒持(む)っち、平(ふぃら)きやあに、ハブとぅ対峙(たんかあ)なとおいびいたん。 警察(きいさち)んかい電話(でぃんわ)さんでぃ思てぃん、慌(あわ)てぃてぃどぅ来(ち)ょおくとぅ、携帯(きいてえ)ん持っちぇえ居(をぅ)いびらん。1m後(くさあ)アパートぬ玄関(じんくゎん)ぬピンポン鳴(な)らち、住人(やあぬぬうし)んんかい合図(ええじ)さびたん。舞戸(めえじゅ)開(あ)きやい、住人ぬ家ぬ主(ぬし)が伸ばがやびたくとぅ、「うんじゅなあ家ぬ庭んかいハブぬ居くとぅ、急(いす)自、110番(ばん)し呉(く)みそおり」んでぃ、うんぬきやびたん。 住人やハブぬ居し、確(たしか)みやあに、警察んかい電話さびたん。警察ぬ言(い)い付(ち)きや、「ちゃあ見じいそおちゅる如(ぐとぅ)んでぃぬ事(くとぅ)。うぬ間、住人とぅ我ねえ、童ぬ近寄(ちかゆ)らんぐうとぅう、叫びやがなあ、ハブぬ逃(ふぃん)ぎらんねえし、見(ん)ちょおいびいたん。 ハブお警察ぬ来(ち)ゅうる迄(までぃ)、胴丸みやあい、まるけえてぃ、舌(しば)べるべるうそおいびいたん。 いやでぃん警察や二人(たい)びけえや来いがすらんでぃ思とおいびいたしが、小型パトカーし来ゃしえ、一人(ちゅい)どぅやいびいたる。ハブ取(とぅ)やあし、ハブ取ゆしん、一分(いっぷ)ぬん掛かやびらんたん。哀(あわ)りハブ加那志。ビニール袋(ぶくる)んかい、けえ入(い)りらりやびてぃ。 後(あとぅ)から自治会ぬ人(ちゅ)ん達ん、参(もう)ちゃしが、ハブ取い道具、自し仕こうてぃ参ちゃる一人やちゃんちゃんそおみせえたん。 「あぎじゃびよ、○○んかい持っち行ちいねえ、1万円(まんいん)し、売(う)らりいたるむんぬ」 琉歌 うがりてぃどぅ居(をぅ)たみ 温(ぬく)に誘(さす)わりてぃ 伸(ぬ)ばがたるハブや からみらりてぃ くぬ世界(しけ)や人(ふぃとぅ)ぬ むぬびけんとぅ思(み)ば うがりやい居てぃん 出じらなやしが 筆:比嘉 清 【語句、訳】 冬のハブが出て 久しぶりに暖かくなっていた昨日の日曜日の事でした。 朝食を済まし、家で寛いでいたとき、外で、数人の子供たちの叫び声が激しかったです。 「ヘビ、ヘビーだよー。ヘビがいるよー」 初めは、ハブの玩具で遊でいたとばかり思い、気にもしませんでしたが、叫び声が止まず、「おかしいなことだ」と思い、外に出たしだいです。 当てもなく走り回るように思えた子供たちはアパートの駐車場で騒いでいる様子でした。 何と!1.2メートルほどの大きさのハブがアパートの廊下をハブが丁度、向う側に這って移動しているのが目に入りました。 私は子供たちを退けながら、ハブの後を追いました。ハブは廊下から庭に入り、それから隣の屋敷の屏に上っていこうとしましたが、屏はつる草で覆われていたためか、上りきれず庭に落下しました。 偶然、傍にあった庭箒を手にして、ハブに向かったところ、ハブはどぐろを巻き、口を180度開けて、攻撃する仕草をしました。ハブは自分の体長以上には跳べないので、ハブの長さほど、距離を取れば攻撃される虞はないし、安全です。逆に、間隔を空けすぎると、ハブは「いまだ」だとばかり、逃げ去ります。 私はハブが攻撃の仕草をしないぐらいの距離を取り、箒を手に、しゃがんでハブと対峙していました。 警察に電話しようとしたが、慌てて来たために、携帯電話を持っていませんでした。1mほど後のアパートの玄関の呼び鈴を鳴らし、住人をよびました。ドアが開き、住人の主が顔をのぞかせたので、「あなたの部屋の前の庭にハブがいるので、急いで、110番してください」とお願いしました。 住人はハブの居るのを確め、警察に電話しました。警察の指示は「見張り続けておくように」との事。その間、住人と私は、子供たちが近づかないように叫び続け、またハブが逃げないように監視を続けていました。 ハブは警察が来る迄、攻撃態勢のどぐろを巻き続け、たまに、舌を出しました。 警察は二人は来るだろうと予想していましたが、小型パトカーでやってきたのは一人だけでした。捕獲器でハブを捕獲するまでに要した時間は僅か一分ばかりでした。哀れハブ様。ビニール袋に入れられていしまいました。 後から自治会役員関係者数人やってきましたが、ハブ捕獲器を自作してきたそのうちの一人は、地団太を踏んでいました。 「嗚呼嗚呼、○○に持って行けば、1万円で売れたのに」 琉歌 ひもじくしていたのか 暖かさに誘われて ひょこっと出たハブは 捕獲され この世界が人間だけの ものだと分かれば ひもじくても 出てなかったのに 筆:比嘉 清 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2021年12月23日 10時54分29秒
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