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カテゴリ:島の生活
一ヶ月前位に、島の友人のMさんの車を修理しました。 塩害で、マフラーが錆び付いて腐ってしまい、 ぽっきりと折れて脱落してしまったのです。 修理に出すと、船賃を入れると結構かかってしまう。 なんせ本土と比べると、 フェリー代だけでも往復2万円弱かかるんです。 それじゃあということで、 私が応急処置を施しました。 あと2年位もってくれれば良いという処置です。 いわゆる、やっつけ仕事です。 私、これが得意なんです。 錆びて穴が空いた程度ならいいのですが、 まったくポッキリと折れた状態です。 ホームセンターがない島ですから、 そこいらにあるもので工夫しなくてはいけません。 ジャッキアップして、 体が入るだけの空間を作ります。 まず、ステンレスの針金をダブルにして、 ブラブラになって脱落したマフラーを 上からつって固定させました。 ステンレスの調理用ザルを解体して、 メッシュの部分をマフラーに巻き付けました。 メッシュがほどけないように、 ステンの針金でしっかりと固定しました。 マフラー修理用のパテを メッシュの上からたっぷりと塗りました。 24時間後、乾いたパテの上に更にパテを塗りました。 再び24時間後、テスト走行でバッチリでした。 そしたら、お礼にと言って Mさんはこの靴を持ってきてくれたんです。 開けて見たら、素敵な靴です。 でも、サイズが27cm、あれっ? 私、26,5cm。 私の靴のサイズは知っているはずのMさん。 何を勘違いしたんだろう。 ま、いいか。 靴屋は解っているから、 取替えに行ってくれば済みます。 ところが、ところがです。 その後、Mさんと話をする機会がありました。 そしたらどうです、こんな事を言っていたんです。 「この靴のメーカーは、少し小さ目に作ってあるから ワンサイズ大き目が丁度良い。」 「歩き方を見ていると、どこかかばって歩いているようなので・・・」 という事で、このメーカーのこの靴を選んだそうです。 本当に、思いの深いMさんです。 そこへゆくと、わたしは27cmという事だけで この靴を履きもせずに取り替えに行くという判断をしてしまった。 そうなんだよ、よく考えれば解る事なんだよ。 あの深い思いやりを持ったMさんが、 26,5cmではなく27cmを持ってきてくれた。 絶対にそこには意味があると思わなくてはいけないのに、私としたら・・・ あ~~~、情けない私。 Mさん、Mさんの奥さんのS子ちゃん、ありがとう。 こんな素敵な人達に囲まれて、私は幸せ者です。 Mさん、又車が壊れたら持ってきてね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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