トゥプルでのケツンさんのゾクチェンの瞑想生活(知恵の遥かな頂 ラマ・ケツン・サンポ著)
なんかすっかり涼しくなったね~ 一年中で一番良い季節突入かも♪ 以前の日記に続いて、知恵の遥かな頂 本のほうは、ブログ書いたときに5528円だったのが、5360円まで下がってる。 (amazonマーケットプレイス調べ) こんな本は再販したほうがいいね、と相変わらず思う。 トゥプルってところで、テクチュウとトゥカルという ゾクチェンの瞑想をして、神秘的なヴィジョンを見るケツンさんのお話、とても興味深い。 知恵の遥かな頂 p.150~p.151より ------- そうはいっても、ここはその昔、 インド人の成就者ガヤダラ(初期のサキャ派のグルの一人)が、 『ヘーヴァジュラ・タントラ』の修行をおこない、 そのまま亡くなった場所としても、有名な行場だった。 密教の瞑想修行をおこなうには、むしろ最適な場所だ。 私はそう思い直して、ここに簡単な生活の必要品を運び込んで、 一人で瞑想の修行に入ることにしたのである。 私はここで、ゾクチェンの重要な修行である 「テクチュウ」と「トゥカル」の瞑想に打ち込んだ。 「テクチュウ」では、目が見たり、耳が聞いたりするイメージや、 自分の心に浮かんでくる感情や思考という形をとるイメージのすべてを 「突破(これが、「テクチュウ」という言葉の意味だ)」して、 チベットの空のように雲一つない真っ青で透明な本性を持った、 裸の状態にある心に、たどり着いていくために、激しい瞑想をおこなう。 そして、それができるようになると今度は、青空や太陽をみつめながら、 「跳躍(「トゥカル」とはそういう意味を持っている)」の瞑想に入っていく。 それにしても、なんというあざやかな光景だろう。 あたりはおびただしい光の滴(ティクレ)と虹の五彩(ジャツォン)に包まれ、 その中に五色の光のマンダラが静かにあらわれる。 海の底から際限もなく泡がわきあがってくるように、透明な空性からは、 途切れることなく、光の滴がわきあがってくるのだ。 「テクチュウ」の瞑想によって、人間という生き物の条件に縛られて、 自分の本性を隠されていた裸の心が、ありありと体験される、 そのまっただ中から、今度は「トゥカル」の瞑想が、空性のはらむダイナミックな運動の本性を、 光の体験として、私たちの前にしめすのである。 なんという自由。なんという豊かさ。そしてなんという透明感だろう。 日の出の前から日が沈むまで、私は完全にこのゾクチェンの瞑想に打ち込む日々を送った。 そのときの幸福感といったらなかった。私は人として生まれたことの本当の意味を、 いまこそ丸ごと、直感によってつかみとることができるようになった! ------- >海の底から際限もなく泡がわきあがってくるように、透明な空性からは、途切れることなく、光の滴がわきあがってくるのだ。 最初にOSHO COMMUNE行ったときびっくりしたのが、こんなヴィジョンのエネルギー現象がずーっと起き続けてる感じだった。何もないとこから細かい光の粒子がどこからともなく湧き上がって来てたんだ。ずーっと途切れずに。限りなく。だからといって、光の粒子は満杯になって空間に詰まったりもしない(笑)。不思議だった。 特にOSHOのサマーディ(霊廟)とか、ブッダホールで皆で瞑想していたときとか。 やっぱり不思議な場所だったんだなあと、今全然ちがう時代の、ちがう場所での、 チベットのラマの瞑想の自伝を読んで思う。それもまた不思議なこと。 ほんでもって、ケツンさんのお弟子の中沢新一のゾクチェン入門って文章が、 なぜかアシュラにアップされている。こちらもいろいろ興味深いのであった。 ゾクチェン入門(その1)中沢新一 http://www.asyura2.com/2003/bd24/msg/1033.htmlあと、ゾクチェン関係の本を何冊か。虹と水晶ゾクチェンの教えチベット密教の瞑想法価格:2,940円(税込、送料別)チベッタン・ヒーリング価格:2,940円(税込、送料別)智恵のエッセンス価格:2,625円(税込、送料別)瞑想の話から、急に現実にもどるようだけど、カイラス山巡礼のための道路地図もあるね。これは貴重・・・かも?聖山カイラスを訪れるためのチベット高原道路地図【ラサ~カイラス From Lhasa to Kailas】価格:2,040円(税込、送料別)