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青森労災病院放射線科の真里谷靖さんが講演しました。
放射線のがん治療では、電離作用で30%、細胞内の水から活性酸素がでることによって70%の効果が得られているとみられてます。 労災病院では、今年1月に、IMRT(回転型強度変調放射線治療機器)VMATを導入しました。それに伴い、真里谷さんも転勤してきました。IMRT導入は、八戸地区では初めてです。 嬉しい反面、他地域では当たり前のように言われているIMRTが、やっと八戸に導入されたという、田舎の悲哀も感じます。 今までの放射線装置では、6~8か所から放射線を当てていましたが、IMRTでは、360度照射することができます。しかも放射線量は、必要な箇所に応じて、強弱をつけることができます。 前立腺がんの放射線治療に関しては、かねてから、直腸に不要な照射をしてしまうという欠点がありました。 前立腺がんの治療に当たっては、ハイドロゲルスペーサーを導入しています。これは前立腺と直腸の間にハイドロゲルスペーサーを挿入することによって、直腸が後方に離れることにより、直腸に対する不要な照射を減らすことが出来ます。 定価放射線(ピンポイント)により、大線量を集中できますので、脳にも使えそうです。原発性早期肺がんや転移性肝腫瘍も大丈夫です。骨転移では、再骨化しました。 免疫療法剤ニボルマムとの併用では、照射した箇所以外の場所にも効果が及び、縮小しました。つまり、遠隔治療効果があるということです。 分子標的薬との併用も効果的です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.11.20 11:27:00
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