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December 20, 2005
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カテゴリ:読書
女占い師はなぜ死んでゆく
女占い師はなぜ死んでゆく

<あらすじ>

「リンカーンズ・イン法曹学院の弁護士ジュリアの叔母レジャイナからの手紙は、緊急に彼女のアドバイスを必要とするものだった。仲間のモーリスとグリセルダと一緒に、リッキーの助言で株取引をして大儲けをしたが、その税金をどう支払えばいいか相談したいらしい。リッキーの情報源は、最近村に引っ越してきた女占い師のイザベラ。しかし、ジュリアが調べたところ、叔母が取引をした銘柄は全てインサイダー取引対象銘柄と一致したのだった。しばらくして、イザベラが不可解な死を遂げたことが、レジャイナの手紙から伝えられた。果たして、イザベラの死は自然死なのだろうか?それとも、インサイダー取引に関わったために殺されてしまったのだろうか?そして、新たな人物の死が伝えられるにおよび、ついに、テイマー教授はこの謎解きに挑戦する!」


これは、性別・年齢不詳のテイマー教授ものの最終話。というのも、この作品を発表した直後の2000年1月に、作者が急逝してしまったからだ。そのため、テイマー教授の謎は、謎のままになってしまったのが残念だ。

ジュリアの叔母さん、レジャイナからの手紙で物語は進んでいきます。まあ、年取った叔母さんからの手紙だけに、話があっちに飛んだりこっちに飛んだりするのは仕方がありませんが、何しろ、この手紙からわかることしか情報がないんだから、しょうがないですね。

一方で、ジュリアの同僚セリーナの依頼人である銀行の頭取ロバート・レンフルーは、後継者選びに苦労をしています。候補者は、二人。エドガー・オルバニーとジェフリー・ボールトン。悩みのタネは、インサイダー疑惑。銀行が関わった8件の企業買収案件に絡んだ会社の株価が、公開買い付け公表直前に不自然に上昇していることが判明したのです。8件全ての内部情報を知りえているのは、この候補者二人。そして、女占い師イザベラの元に、黒いメルセデスに乗った怪しい男が出入りしていることが分かってきます。その人物とは、エドガーなのか?それともジェフリーなのか?

そして、イザベラの死後、残された姪のダフニが屋敷に住んで、村人たちと関わってくることになるのだが、このダフニが全くの困った人物なのだ。イザベラからは、召使のようにこき使われていながらも、叔母を偉大な預言者と信じ込んでいるダフニ。イザベラの死後、ダフニは自分こそが彼女の後を継ぐものだと発表してしまうのである。ダフニのかたくなで思い込みの激しい性格に、レジャイナをはじめとして、村人たちは振り回されるのだけど、一番の被害者は、牧師のモーリス。なんと、ダフニから崇拝されてしまったのである。いずれにしても、このダフニの困った性格が後で災いを招くことになるのだけどね。

本格的謎解きの他に、例によって、登場人物たちのドタバタ喜劇も織り込まれている、肩の凝らないミステリーに仕上がっています。でも、これでテイマー教授と法曹学院の仲間たちと会えなくなるのかと思うと、ちょっと残念ですね。
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Last updated  December 26, 2005 12:01:31 PM
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