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カテゴリ:ハノイ旅行
☆京都、下鴨―。ある日、野々宮家を、見知らぬ男性が訪ねてきた。知人の女性を探しているという。聞けば、その女性の祖母が、鹿乃の祖母に着物を預けていたそうだ。鹿乃が蔵から取り出したその着物には、斜めに横切るように鮮やかな赤い糸が描かれていた。ところが、まばたきする間に、その糸は切れてしまい…?古い物に宿る想いをひもとく、温かな人情譚。 ☆ 柄を変えてしまったり、消してしまったり、泣き声を出したりする蔵の着物。・・・着物にこめられた秘密と謎をひもとき、着物をもとに戻してやる、というこのシリーズ。着物だけでなく古典文学や歴史、京都、おたがい思いやる兄妹、淡い恋、など心魅かれる要素がたくさん盛り込まれていて、それでいて過剰でないのが良いかんじ。ちょうど先週歩いたところが登場したので、一層面白かったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.03.20 15:29:28
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