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テーマ:今日行ったコンサート(1209)
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渋谷 Club Quattro 18:00~
ゲスト:ハンバート・ハンバート フィドラーズ・ビド。カテゴリー的にはケルティック・フィドルのグループですが、ケルティックと言ってもアイリッシュではありません。 スコットランドの北、北海上にシェトランド諸島という所があります。フィドラーズ・ビドは、このシェトランド諸島のフィドラー4人を中心にしたユニットなのです。 シェトランド諸島は、フィドルが盛んな土地柄のようです。 3年くらい前の夏、ここに行ったことがあります。ブリテン本島の遥か北ではありますが、立派にスコットランドの一部、つまりはUK、いわゆるイギリスの一部で、通貨もポンドです。 でも、土地の名前はスコットランド以上になんだか不思議な名前が多い。元々歴史的には、この辺はノルウェーなどの支配下に組み込まれていた時期が長いのです。土地の名前も北欧風だし、今でも夏期には、南のオークニー諸島、更に北のフェロー諸島(ここはノルウェー領)、そしてノルウェー本土を結ぶフェリーサービスがあるくらい。私が行った時は、町の港にノルウェーの海軍だか商船学校だかの練習船が丁度入って来たり、そんな所です。 夏でも涼しくて、島に着いて最初に買ったのはセーターだったりします(苦笑) ここの売りは魚が美味しいのと、旧跡があるのと、何より野鳥の宝庫。ツノメドリ、パフィンと呼ばれる可愛らしい海鳥が見られます。 そんなところですから、当然夜は暇....と思いきや、たまたま滞在した際は、町の劇場(映画館ですかね)でフィドル大会。まぁ地元のアマチュアが演奏しているのですが、これがなかなか上手。会場もノリノリ。 ふむ、フィドルも結構面白い.....と思いながらふらふら人気の無い道を歩いていたら(白夜に近いけど寒いので、人出が無いのです)、パブの看板にフィドルパーティーの文字が。入ってみると、もう大変な騒ぎ。それこそ満員電車のような超満員のパブの中で、アコースティックでフィドラー達が入れ替わり立ち替わり演奏し続け。足の踏み場も無いのに、手拍子足拍子で踊る踊る。コンサートだとアンプも使いますが、パブなのでそんなもの無し。老若男女幅広く、皆で楽しく大騒ぎなのです。短い夏だからこそ、騒げる内に騒ぐのでしょう。素朴と言えば素朴だけど、人肌で等身大の楽しさ。 是非とももう一度行きたい所です。 そのシェトランド出身のフィドル・グループとあって、これは行かねばなるまい!と、前回来日時に行ったのが一昨年。それ以来であります。 前座にハンバート・ハンバート。別に特別好きな訳ではないですが、まぁまぁ印象的。前回も出ていて、その時はブレイク前、って感じでしたが、その素朴感はあまり変わらず。でも、「包帯クラブ」の主題曲やったり、ちょっと売れたのよね、あの後。基本変わらないけど、少し貫禄がついたかな、という感じ。 で、30分ほどやったあとは、お待ちかねのフィドラーズ・ビド。一気に盛り上がるのであります。 彼等のフィドルは、短フレーズの繰り返しで構成するアップテンポのビートの効いたのと、メロディアスでゆったりとした曲と、半々といったところでしょうか。ブルース進行が殆ど出て来ず、基本長調で進んで行くのが独特です。ちょっと健全過ぎる感じでもありますが、それがいい。皆で楽しく大騒ぎ、にはぴったりなのです。 彼等は基本的にステップは踏みません。まぁ確かにフィドラーは弾かなきゃいけない。踊るのは他の人のすること。踊りたかったら、交代すればいい。それがシェトランドのフィドル、なのかな、と思うのです。 ....リズムで聞く音楽は、書いてもつまらないですね(笑) このフィドルを聞くと、なんとも楽しくなるのであります。まぁタテノリと言えばタテノリですからね。でも、いわゆるダンスミュージックとはちょっと違う。心が温かくなるような音楽なのです。 本当は明日も公演があって、一応チケットあるんだけど.....どーすっかなぁ。ちょっと無理か.... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年11月11日 00時47分30秒
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