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カテゴリ:オペラ
オーチャードホール 18:30~
3階左手 土曜日はダブルヘッダー。とはいえ、正直、「なんでこれ買ってたんだろ?」的なチケットではあります。確かに、ワルシャワ室内歌劇場、前に聞いて思いの外悪くなかったので、いいかな、と、軽い気持ちで買ったんだと思うのですが。 ただ、今になってみると、先月新国のフィガロを観てのこれですからねぇ。流石に飽きるな、と。 それこそ自分で買っといて何をゆーとるのだお前は、という話ですが、実は、フィガロってそれほど好きじゃないんですよね。好きじゃない、というより、飽きやすい、って感じでしょうか。聞けばそれなりに楽しむんだけれど、なんというか、ある種の音楽的な毒が足りないと言うか。 「ドン・ジョヴァンニ」の方が数倍好き。何故か世評ではフィガロの方が人気があるので、どうしても上演回数も多くなる。それを避けて通っていては、オペラを観に行けなくなるし、まぁ嫌いというほどではないから観に行くんだけれど、演出の好みはあれど新国のを観た直後にまたもフィガロというのは、ちょっと考えが浅かった....... ちなみに、はっきり好きでないのは「魔笛」であります。それだって観には行くけれど。「魔笛」>>「フィガロ」>「ドン・ジョヴァンニ」、まぁこんな感じかな。 で、ワルシャワの「フィガロ」。まぁ、これが呆れるほどガラガラ。安い筈の3階席ですらかなりはっきり空席がある。これはちょっと酷いな、という感じ。 演奏自体は、まぁあまり多くを期待していないのではあるけれど、それにしても期待通りのまとまりのいい演奏。はっちゃけたわけでなく、比較的大きなこのホールにしては力任せでもなく、その割にちゃんと聞こえて、相応に自然な音楽。 上手い訳ではないですよ、確かに。ただ、文句を言うほどではないな、というレベルの演奏ではある。その中で、程良い感じにまとまっている、というところでしょうか。ある意味、安心して聞ける、というタイプの演奏。 これはまぁオーケストラや合唱に限らず、歌唱陣もそんな感じ。ホールの割に良く歌えていたと思うけど、どうなんだろう? ただまぁ、あくまで「期待していない所で言えば」という話ではありまして。卓越した歌を聞かせるとか、オーケストラが目を見張るほどいい演奏を聞かせてくれる、とか、そういうレベルでは、まぁ、ないわな。不満はないんだけど.... で、先月フィガロ観てまたフィガロ、という、その割にそれほど好きではないんだよね、という身としましては、面白いけどちょっと飽きてしまったので、というより疲れてたし、そんな訳で、休憩時に帰って来てしまいました(^^; 先月観てなきゃ、最後まで観てたと思います。それほど疲れてなければ。でも、今回は、このままフィガロで22時近くまで、ってのはやだなぁ、と思ってしまったので...................ごめん。 演出は、まぁ格別どうこう言うほどのことはなかったのではありますが、照明の使い方とか、割と巧くやっていたと思います。尤も、恐らくは狭い舞台用の小道具が、広い舞台にぽつねんと載っかっている感じなので、ちょっと寂しかったかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月12日 01時33分10秒
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