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テーマ:今日行ったコンサート(1209)
カテゴリ:オペラ
オーチャードホール 18:30~
1階正面 プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」 トゥーランドット:テチヤナ・アニシモヴァ カラフ:アンドリィ・ロマネンコ リュー:リリア・フレヴツォヴァ ティムール:セルヒィ・マヘラ 皇帝アルトゥム:オレクサンドル・ジャチェンコ ピン:ペトロ・プリイマク パン:セルヒィ・パシューク ポン:ミコラ・シュリャーク ウクライナ国立歌劇場管弦楽団 / 合唱団 / バレエ団 指揮:ヴォロディミール・コジュハル この間、ボリスを観たキエフ・オペラ。例によって安い切符に釣られてついフラフラと..... 演目もトゥーランドットなら、外れても外れたなりに観られるかなと。 正直、ボリスに較べると、どうしたの?と言いたくなるような感じ。やはり気合の入り方が違うのか、テンポ設定も随分緩い感じだし、要所は押さえていると言えば聞こえはいいけれど、悪く言えば細部は流していると言うか、十分気を配っているとは言えないかな、と。 それと、演出というか、合唱の動きも歌もピシッとしない。下手に動き回り過ぎるのも考えものだけど、殆ど棒立ちに近い状態で、これじゃぁギリシャ演劇のコロスですがな。ボリスの時も動きは少ないながら、もう少しは演技していたのと、何よりちゃんと歌えていたので良かったけど、今回は..... 歌唱陣は、元々それほど期待していなかったけれど、まぁそれなり。リュー役のフレヴツォヴァの出来映えが良かったかな、と。というより、第3幕、リューが名前を言え、と迫られてからの、トゥーランドットとのやりとり、このオペラでも一番麗しいと言われるあの場面、ここがオケ共々とても良く出来ていたのが、この公演の全てかな、と。ここが聞ければ結構許せてしまうものではあります。 トゥーランドットは、ちょっと迫力に欠けるかと。このレベルの公演として、歌手としては悪くないけど、トゥーランドットはきついかと。つい、ゲーナ・ディミトローヴァを思い出してしまいました。ソフィア国立劇場とかのね。そういや、エヴァ・マルトンもいたよなぁ..... カラフは、まぁ、ねぇ、贅沢言い始めるとキリがないから.....多くは語るまい..... ティムールが、ちょっと期待外れ。いや、ウクライナも東欧ロシア系だから、ここ一番でドスの利いたバスが聞けるかなー、と少し期待したのだけれど、割と普通に脇役でした。 というわけで、リューに救われた感のある公演でした。 舞台自体はまぁ田舎芝居なので、こんなもん、でしょう。書き割り演出でした。 それにしても、この公演もかなり人が少なかったような。こないだのワルシャワ室内歌劇場といい、光藍社、流石に大丈夫か? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月24日 00時07分27秒
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