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テーマ:今日行ったコンサート(1209)
カテゴリ:ジャズ
みなとみらいホール 19:00〜
1階右手 ピアノ:小曽根真 セットリスト: (Gat be happy) Waltz for Ronko Yellow Fever Time remembered Blues of the Prairies 〜 Test of time Sol Azteka Piano Concerto for F (Gerswine) <アンコール> Home とはいうものの当然のように遅れたのでありました。ま、平日の夜公演はそんなもんです。 みなとみらいホールでの「Super Friday!」と題されたコンサート。小曽根真のソロは久々です。プログラムはライブの態で、その場で曲目を告げて演奏、なのですが、しかし、後半、ガーシュインのへ調の協奏曲はちょっと無茶じゃないでしょうか...(笑) まぁ、ピアノ1台で協奏曲をやるというのは、無いでは無いけれど、なかなか凄いものではあります、正直。リストがベートーヴェンの交響曲をピアノ用に編曲したりはしてますけれど、ある意味ピアノ協奏曲を1台で、というのを聞かせるのは大変です。交響曲はオーケストラだけだから、「オーケストラの代わりにどうやってピアノ1台で仕事するか」ということを考えればいいのだけれど、ピアノとオーケストラの掛け合いを聞かせる、というのがやはり重要な要素になっているピアノ協奏曲で、ピアノ1台でピアノとオーケストラの役割を兼ねる、というのは、なかなか大変です。 で、どうだったかというと、まぁ、正直苦しい(^^; それも含めて、凄く面白い(^^; 演奏自体は凄く達者です。本当に。ピアノパートの要所を押さえつつオーケストラもきっちり表現しているし、演奏自体は当然八面六臂の大活躍だから、盛り上がります。音楽としても十分楽しい。ただ、やはり、ピアノとオーケストラの対比、という所になると、なまじ原曲を知っている身としては、脳内でオーケストラとピアノの掛け合いを補正しながら聞いてる部分は、まぁ、あります。やはりそういう面では苦しいですよね。 それを承知で言えば、やはりこれはとても面白かった。いい出来でした。 最後のアンコールは、時節柄、時事ネタにも絡んで、「Home」。前半も、色々曲はあるものの、どちらかと言えば落ち着いた感じの演奏。前半と後半とのコントラスト、これはこれで面白い。小曽根真自身が直接影響されたピアニストであるオスカー・ピーターソンのBlues of the Prairiesと、曰く、ゲイリー・バートン経由で間接的に影響された(のだそうです、ご本人曰く)ピアニスト、ビル・エヴァンスのTime Remembered。この対比もまたある意味面白かったかなと。 というわけで、とても面白い一夜でありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年01月31日 03時11分35秒
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