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カテゴリ:仕事
二人で007を見ていたが、私がテーマソングを大声で歌ったりするのがどうやらウザイらしい。ネットをしてこいと言われる...
前のオフィスの上司は、家族で出かけた時、上司が話し出すとカーラジオのボリュームを上げられたそうな。うちもそれに近いかも... 今の仕事を始めて良かったナァと思うこと、そりゃぁ 夫と大ゲンカをしてもずぅっと冷静でいられるようになったこと。 一週間前、大ゲンカをした。んで、夫が怒れば怒るほど醒めていく。とりあえず言いたいことを全部言わせる。んで、静かにユックリはっきりと低い声で話す。なんとケンカがサクサクッと終了したっ!! まぁさ、いろんなクライアントがいるわけで、去年の還付金より少ないから説明しろとか言われる。昔ならキレタかも知れないが、今は淡々と説明していくさ。 今日の最初のクライアントは、成り立て弁護士。これって結構厄介よ。成り立てって皆張り切ってるもんね。いろいろ突っ込んでこられるかもぉ... 面倒クセー もぉう、初っ端の書類から時間をかけてじっくり読んでくれる... これは軽くスル~するところよぉ~と思うがじっくりじっくり読む... 突っ込むんじゃないぞぉ~! 何かと張り切り君はKY。 私「扶養家族は?」 弁「アンディ(仮名)」 私「アンディっと」タイプする 弁「家の大きな犬なんだぁ」 ちっ、やめろよぉ こんなしょーもないジョークはぁ。ジョークも良いけどさぁ、こっちはPCに入力してるんだから寸止めしてくれよぉ~ 相手はクライアント、怒ってはいけない。気を使わなきゃ。KYでしょーもないジョークに、乾いた笑いで対応する。←まぁ、鼻で笑うよりはいいざんす んで、結果は還付金はないどころか、払うこととなる。これに食らいついてきた。説明しろとな。まぁ、一番大きいのは収入が増えたこと、それと学生でなくなったんでその控除がなくなったこと。これらを1040を見せながら、一つ一つの項目についてすべて説明する... こーゆークライアントには、ロジカルに順序だててすべてクリアーに説明すると、納得は早い。 次のクライアントは面倒くさかった、私にとってではなく、オフィスとHomaにとって。 若い夫婦とストローラーに乗せられたぼっちん。 夫婦ジョイントでファイルする時は、夫婦両方のサインが必要。 Tax Returnの作業は滞りなく進んでいく。んが、あと少しと言う段階になって、ぼっちんが愚図りだす。両親がペンを持ってサインしていると邪魔をする。白紙と、4色ボールペン、マーカーを渡し、“お絵かきで時間をつぶしてくれ”作戦に出る私。ぼっちん、なにやら紙に書き始めるが、そのうち机がキャンバスとなる... 親がペンを取り上げる。当たり前だけど泣き叫ぶぼっちん。 オフィスにあるオモチャを渡し“このおもちゃで時間をつぶしてくれ”作戦を展開する私。渡したボールは思いっきり投げ返される... ここで“食べ物で時間をつぶしてくれ”作戦を開始する親。出されたのは、シロップ漬けのピーチ。書類が散乱する机を見ながら、せめて固形物にしてくれたら... と思う私... ぼっちん、こぼすなよぉ ぼっちんはこぼさなかった。んが、吐き出した... どうやら“こんなものでごまかされるかっ”の気分らしい。次第にえびぞりになり泣き叫ぶ。その声はオフィス中どころか、外まで聞こえるようになる。 んが、あとサインですべてが終わる私にとっては、ぼっちんのぐずりも許容範囲。 ところが、Homaがやって来たかと思うと、ぼっちんの乗ったストローラーを押してどこかえ消える。親も私も何が起こったのかわからず、ポカーンとしていると遠くから母親を呼ぶHoma。他のクライアントが集中できなくて迷惑なので、ぼっちんが落ち着くまで外に出てろとたしなめる。んで、その間、父親がサインし、父親のサインが終わったら、母親と交代しろとな。 結局、この若い夫婦はHomaの言うとおりにして今年のTax Returnは無事終わった。オフィスには再び静寂が戻る。 んが、話はこれだけでは終わらなかった。1~2時間後、オフィスの入り口の辺りから言い争う声が聞こえる。何気に自分のキュービックから顔を出してみると、マネジャーのジェリーと、さっきの父親、それからHomaの3人が揉めている。 なんやろ? もしかして私何かミスした? 通りかかったバイオレットによると、興奮した父親がHomaを訴えると言い始める。自分のぼっちんに対して、とんでもないことをしやがったっとわめく。←まぁ、どこの国にもモンスターペアレンツっているのよねぇ。んで、訴訟大国のアメリカならではのモンスターぶりよ Homaも黙っちゃいない。このぼっちんのおかげで、周りにいたクライアント達への不快感、それから私達の業務に支障がでることはどーするよ。皆真剣にTax Returnをしているのよ。子供には罪はない。子供を監督する親にすべての責任がある。訴えるんなら、その辺もしっかり理解して訴えるようにとな。Homa、アンタ強いよ。まぁ、Homaが言っていることは全部正しいんだけどね。そして、さすが決してお客様は神様ではありません なアメリカならではよ。 小さい犬ほど吼えるの例えのごとく、Homaが強く出ると何も言えない父親。すごすごと帰っていった。 んで、それから私の責任が問われる。 ぼっちんがうるさくなったら、いったん作業を中止し、とりあえず彼らにオフィスから出て行ってもらい、落ち着いたら作業を再開するか、日を改めるかを判断しろとな。この家族のせいで他のクライアント達に迷惑がかかるなら、最悪切ってもいいとな。すんまそん... 次からは気をつけるざんす... 日本にもモンスターペアレンツっているのよねぇ。っつーか、この言葉は日本での造語? 日本のモンスターはどんなんだろうか?アメリカは、即訴訟よ。日本はそこまで訴訟社会じゃないんで、一体どんなことをゴネるんだろうか? んで、アメリカで暮らすようになって思うこと。日本の“お客様は神様”は、もういい加減やめてもいいんではないかなぁ。昔は、売る人間もお客もそれなりに精神的に成熟していたが、今はなんと言うか未成熟なお客が多いと思うさ。“泣く子と地頭には勝てぬ”的な要素が強いような。“お客様は神様”は、お互いが成熟した状態で、サービスを提供する側のプラスアルファな気遣いとして初めて成り立つんではないかと。 それから商売(商売以外の学校なんかも一緒よ)と言うのは、ビジネスなんでサービスを提供する側にも、享受する側にも上下はないと思うさ。どちらが上でも下でもなく、精神的に対等であるべきざんす。まぁさ、お客をのさばらせるようになった原因は、商売側にもあるんだろうとは思うけどね。 ただ言えることは、モンスターになる人ってあまりおりこうさんな人はいない。これは職業とか学歴の読み書きそろばんのレベルの話ではなくて、精神的なもの。たぁくのぼっちんになぁにをなさるざんすぅ? と、自分のしつけができてないことを棚に上げて目を吊り上げてるプロフェッショナルの夫婦もいるもんねぇ。 他人から「可愛いぼっちんねぇ~♪」と言われるのは、すべて親の責任ざんす。子供には罪はないざんす、とつくづく思った今日の出来事... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/02/08 02:30:11 PM
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