今年に入り、過去4年の投資を振り返って投資に関する考え方も少々変わりました。
もっとも大きな変化としては、キャッシュポジションを持っていることです。私は今までお金を遊ばせておくのはもったいないとの観点から、フルインベストを信条としてきました。しかし、この3年小型株の軟調から、自分のパフォーマンスは決してよくありませんでしたし、逆に常にフルインベストにしていたことから、買いチャンスを逃していたことも結構ありました。もちろん底で買うのは難しいとは思いますが、キャッシュがそれなりにあればチャンスに柔軟に対応できます。
同時に、軟調な相場はチャンスなので「節約して投資へ」の考えは一段と強くなっています。前述と相反する部分もあるかもしれませんが、配当も含めて投資資金の準備は怠らないようにしています。相場の変動が激しいとどうしても自分の生活費を小さく見がちですが、結局自分の資本の源泉はそこにあるので、目先の小銭が将来の資産につながると自分に言い聞かせています。そして貯めた資金を少しずつ投資に振り向けるつもりです。
さらに、優待株投資を始めました。配当も優待もそれなりにある銘柄が叩き売られるようであれば、利回りは劇的に向上します。現在は優待株投資のチャンスだと思っています。
損切りについてもまじめに検討するつもりです。自分の価値計算が常に正しいのであれば必要のない行為ですが、それはありえません。そしてインサイダーが状況変化を事前に察知して重要な事項の公開前に処分に向かうことは現実にあることなので、導入の価値はあると思います。
こうした投資方針の変化は、以前に比べ運用金額が大きくなったため日々の資産変動も大きくなったことが大きいです。正直言って怖いですね。でも、私は急いで資産家になる必要もありませんし、精神的に強い投資家になるつもりもありません。小心者には小心者向きの資産形成があると思うので、自分の性格を理解して自分に向いた投資を続けていこうと思います。